出版社内容情報
女学校教師のシェリダンは令嬢の付添婦として英国に渡る。そこで待ち受けていた運命の悪戯とは…?『とまどう緑のまなざし』関連作
内容説明
霧がたちこめるある晩、名高い貴族である伯爵スティーヴンは車道に突然飛び出してきた男性を轢いてしまう。自らに過失はなかったが、その彼の婚約者が米国から来ると知り、出迎えることに。翌日、港では教師のシェリダンが途方に暮れていた。付き添っていた令嬢が船中で知り合った男性と駆け落ちしたのだ。そこへシェリダンを令嬢と誤解した伯爵が“婚約者”の死を知らせるが、その直後シェリダンの頭上に積荷が―。三日後、彼女は伯爵の屋敷で意識を取り戻すも、すべての記憶を失っていて!?―。
著者等紹介
マクノート,ジュディス[マクノート,ジュディス][McNaught,Judith]
映画製作会社勤務や米CBSラジオのエグゼクティブ・プロデューサーなどを経て、1983年に作家デビュー。ヒストリカル作品を中心に数多くのベストセラーを送り出している。現在はテキサス州フリスコに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
22
時々読み返したくなるお話です。まっすぐな女子が素敵。この作家さんの世界に登場する老獪、としか言いようのないおばばやおじじがすごく好きです。年とっても楽しいことってたくさんあるんだろうなあ、とにんまり。そんな楽しみ方もできるのがこの人のロマンス小説だと思うんですよね~。2018/10/23
veri
15
ううんと、えっと。ここまで長くしなくてもよかったんじゃないのかなぁなんて思ってしまった。気持ちが今落ち着かないのでそのせいかもしれないけど、読むの疲れてしまいました。ホイットニーの時は楽しく読めたので、こっちの気持ち次第なんですかね。2018/03/16
romance_holic
3
面白かった~。冒頭からやっかいな状況へと物事が突き進んでいきす。泥酔した男爵をあやまって馬車で轢いてしまい、罪悪感から亡くなった男爵の婚約者を波止場まで迎えに行くスティーヴン。男爵が亡くなったという事を相手に伝えたとたん事故に巻き込まれますが、その相手は実は婚約者ではなく、その付添い人シェリー。付添い人は頭をぶつけたことで記憶を失ってしまってしまい、自分を看病してくれたスティーヴンを自分の婚約者だと勘違い。修復不可能ではないかと思われるほどの絆がどう回復されるのか。これだからマクノートはやめられない。 2013/04/24
たまきら
3
記憶が混同してしまった女性。「婚約者」のもとですごす…というおはなし。女性の自立って大変だったのね~と思わせてくれるストーリーがこの著者の魅力だと思います。2014/07/14
Momonga
2
★★★★★2016/11/06