出版社内容情報
教会牧師の妹シーア。ある日、赤ちゃんが捨てられているのを発見し、おしめに留められたブローチからある放蕩貴族に思い当たるが…
内容説明
教会区牧師の妹シーアは婚期も逃しかけ、“清く正しく地味に”を信条に兄の仕事を助けながら慎ましく暮らしていた。華やかな社交界とは無縁でも、次の舞踏会だけは特別。ファーストキスを奪われて以来憧れていたモアクーム卿もやってくるのだ。しかし、いざ再会してみると、彼のほうは覚えていないようすで…?そんなある晩、教会に赤ちゃんが置き去りにされているのを発見する。おしめに留められたブローチを見て、シーアはあのモアクーム卿に思い当たり、すぐさま彼のもとに向かうが…。
著者等紹介
キャンプ,キャンディス[キャンプ,キャンディス][Camp,Candace]
1978年にリサ・グレゴリー名義でデビューして以来、クリスティン・ジェイムズなど複数のペンネームを使いながら40以上の作品を発表し、人気作家となる。南北戦争後のアメリカを舞台にしたヒストリカル作品やコンテンポラリー作品など幅広いジャンルで才能を発揮してきたが、近年は主にリージェンシーロマンスを多く発表。その明るく楽しい作風で読者を魅了しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まみ子
5
面白かったですが、子どもの母親は誰か、妹はどにいるのかというくだりが何度も出てくるので、途中ちょっと飽きてしまいました。ストーリー展開は好きなので、もう少し集約されてたらより楽しめたかなと思いました。あと、妹が可哀想でハッピーエンドに浸れないです。2016/10/20
rokoroko
5
この頃つまんなくなっていた、キャンデス・キャンプ。でもこの本は面白かった。地味なヒロインははきはきとして良いし、ヒーローも素敵だった。やっぱ、ロマンスは悲しい時を微笑ます位、楽しいものが、いいや~2012/10/27
すもも
4
★★☆☆☆ ちょっと低めで★二つ。ヒーロー、「伝説の紳士」であるはずなのに、その設定が生かされてない感じ。美男子という以外、読後思い出す特徴がなかった。それも、後半忘れちゃうくらいだったし。ヒーロー側の気持ちをもう少し書いてくれた方が楽しめた気がする。(A Winter Scandal 2011年作品)2014/11/03
夜の女王
4
☆☆☆ 十人並みの器量・堅物・行き遅れのヒロインと容姿・身分・財産ともに申し分ないヒーロー・・・大好物設定です。赤ちゃんの親探し部分が少々冗長だったけど、キャンディス・キャンプらしい明るいドタバタ劇で楽しく読めた。ただ、ヒーロー妹が気の毒。なのに悪役夫婦は貴族だから何のお咎めもないとは!次回作はダマリス&ロードン卿のカップル。彼女にはなにやら過去がありそうな気がするな。2013/04/21
mum0031
3
牧師の娘シーアと、放蕩者のガブリエル・モンクーム卿。 協会に、赤ちゃんが捨てられ保護したシーアは、身に付けていたブローチの紋章を見て、モンクール卿邸に乗り込む。 行方不明の妹を探すガブリエルと、捨てられ赤ちゃん(マシュー)の身元を確かめる為シーアが協力する。 保護本能を、刺激されたガブリエルが、シーアとマシューを守る。 面倒な駆け引きや、邪魔者の悪女が出てこないのが良かったかな? ロードンやマイルズは、良い奴みたいなので、彼らの章もあるから楽しみ?でも、578頁は長すぎる‥(^-^; 2018/12/08
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