出版社内容情報
やり手外交官であるエリス伯爵は、ロンドン滞在中の相手として国一番の情婦と名高いオリヴィアと破格の条件で愛人契約を結ぶが…
内容説明
その美貌と知性からロンドンじゅうの紳士を虜にする高級娼婦オリヴィア。かつて非情な運命に翻弄され、愛人として生きることを強いられたが、いまでは男たちを意のままにしていた。そんな彼女のつぎなるパトロンは、世界各地でその国いちばんの情婦を囲ってきた外交官のエリス伯爵。ふたりは出会った瞬間、お互い思わず相手に目を留め、破格の条件で期間限定の愛人契約を結ぶ。その初めての夜、オリヴィアが真に悦びを感じたことがないと知るや、伯爵は彼女にある“賭け”を持ちかける…。濃厚な大人のラブロマンス。
著者等紹介
キャンベル,アナ[キャンベル,アナ][Campbell,Anna]
オーストラリア生まれ。さまざまな職業を経験したのち、クイズ番組で賞金を獲得するという幸運に恵まれ、聴覚障害者のための慈善団体で働くかたわら、執筆に専念。デビュー作の『罪深き愛のゆくえ』(二見文庫)で注目を集め、2008年のRITA賞の最終候補、2007年のRomantic Times(ファーストヒストリカルロマンス)賞、All About Romance(読者が選ぶ新人作家)賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
18
ホントに男ってなんて身勝手なの!! と思いつつ。ハッピーエンドがお約束とわかってはいても、最後まで不安にさせられ、でも最後の一行でうっとりさせてくれた(☆∀☆) どこぞの最後の一行だけとは、比べ物にならない。比べたら失礼だわ(^o^;)2017/01/15
たまきら
15
高級娼婦と、外交官でもある伯爵の恋愛です。「罪深き愛のゆくえ」に出てくる高級娼婦は弟妹を育てるために。そして、今回の女性は半ばこのような身に自身を貶めた男という存在に復讐するために体を売っています。きっとこの時代には珍しくなかったからこそ、21世紀の女性でいることがありがたいです。(うわっこれはちょっと無理じゃない?)という設定を毎回書き切るこの著者さん、納得いかないところもあるんですがやっぱりウマイなあ。今回はラストがよかったです。2014/09/29
すっちゃん
6
⭐️⭐️⭐️ 出会いからきちんと書かれていて、2人の心情の葛藤はよく伝わる。故に、最後のヒーローの心情の変化をもう少し詳しく描写して欲しかった。1作目の2人の登場にニヤリ。2017/09/14
ぽこ
5
ヒロインの境遇が気の毒すぎる。高級娼婦として名を馳せてしまった以上、結婚なんて夢物語すぎると思うんだけど・・・。伯爵が結婚に踏み切れない気持ちはとても理解できるし、無理して結婚してうまくいくのだろうか。ラストの展開に不条理さを感じたものの、楽しく読むことができました。2014/12/09
夢々
4
久々にロマ読完了です⭐︎^_^ なんだか、かなり必死のヒーローにはちょっと笑えた。ホットシーンが長いけど、別に苦にならなかった=3 ヒロインの境遇は残酷だったけど… 《ブログで感想UPしてます⭐︎(oゝд・o)ノ→ http://moco-ce.hateblo.jp 》2015/09/28