出版社内容情報
やむをえぬ事情である貴族の愛人となったロザリン。しかしその貴族はこともあろうに酒宴の余興で彼女をオークションにかけ…！？
内容説明
早くに両親をなくし、不祥事を起こして逃亡中の兄をもつロザリンは生き抜くため、ある貴族の愛人になることに。が、その貴族はあろうことか酒宴の余興で彼女を競売にかける。男たちが競うなか、途方もない高値でロザリンを落札したのは、平民ながらその才能で立身した実業家のカイルだった。怯える彼女を安全な所に送り届け、見返りも求めず去った彼に惹かれるも、二度と会えない人だと恋心を抑えこむロザリン。しかし予期せず再会し、ふたりは心を通わせていくが、互いに明かせぬ事情が恋の邪魔をして…。
著者等紹介
ハンター，マデリン［ハンター，マデリン］［Ｈｕｎｔｅｒ，Ｍａｄｅｌｉｎｅ］
２０００年のデビュー以来、数々のヒストリカルロマンスを発表し、世界ですでに１２カ国語で翻訳され、６００万部以上を売上げている。その作品は７度もＲＩＴＡ賞にノミネートされ、２度の受賞の栄誉に輝いた。いまやニューヨークタイムズのベストセラー・リストの常連となり、ロマンス作家として不動の地位を築いている。現在はペンシルヴェニア州に在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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たまきら
24
兄たちが犯した罪のせいで没落した家のお嬢さんが主人公です。精神的に参っているところに近づいてきた男性にだまされ弄ばれ、あげくの果てに競売にかけられた彼女。窮地に現れた男性がもう平民なんですが誇り高く、賢い男子でうっとり。久々に紙面の男性に惚れましたよ。ショッキングな冒頭ですが、後は至極真面目で誠実な展開。後半の裁判所での彼の言葉にまたうっとり。悪人に「貴族には貴族なりの」鉄槌が下されるのも小気味よかったです。面白かった！2017/07/18
veri
12
ヒーロー素敵だー！著者のヒーローは初めからヒロインにメロメロでなんとか役に立ちたくて必死で尽くしてくれます。方やヒロインはなっかなか手助けさせてくれません。でもちゃんと理由があるのです。しっとりと、でもしっかりと展開する著者の作風が好きです。信頼とは本当に難しいもので、何をしたから得られるというものでなく。きっと本人が相手の想いを知った時、信じるだけの覚悟が出来た時に得られるのでしょう。ゆっくりとでもいいから、自分と相手の関係を信じられるだけの絆を作りたいものです。そして信じる強さを培いたいものです。2014/07/14
Momonga
8
★★★2017/04/10
uni
5
1作目のアレクシアの従妹ロザリンと実業家のカイルの話。兄のせいで長く苦労を強いられ、挙げ句の果てに競売にまでかけられた気の毒な彼女ですが、やたらと自尊心が高いし考えが浅はかでイライラさせられました。終盤ようやく物事が見えるようになった彼女がカイルに言った言葉で、カイルの今までの努力や献身が報われて良かったなと思いました。今回のヒーローのカイルがとても良かった。次作侯爵の回では悪い奴らに天罰が下るようなので、ようやくすっきりできそうです。早く読みたいです。2012/07/02
すっちゃん
4
⭐️⭐️⭐️⭐️ ２を飛ばして３から読んでみた。作者の表現が読みにくい反面、深みを与えているような気がする。やっと悪に鉄槌が下されスッとした。伏線も最後に回収され面白かった。2017/11/08
