出版社内容情報
一万八千石の大名家を出た若月丹波守清胤と爺は、裏長屋で揉め事相談人に。剣の腕と気品で謎を解く。大人気シリーズ第5弾!
内容説明
幕府大目付を兄にもつ那須川藩一万八千石の若月丹波守清胤は、故あって傅役の爺と二人で出奔、八丁堀の貧乏長屋にてよろず揉め事相談で糧を得ている。ある日、男装の美女剣士が訪れ、千葉道場と並ぶ大瀧道場の主である父が、凄腕の剣鬼から他流試合を挑まれ、病身ゆえ苦しんでいるという。相談人らは…。
著者等紹介
森詠[モリエイ]
作家。栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。東京外国語大学卒。時代小説等で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
49
剣客相談人「剣鬼往来」5巻。大瀧道場の道場主弥生さんこの巻から登場していたんだ~、文史郎さんなかなかかっこいいんだが、どうも女性には弱いんだな~傅役の左衛門さんが手綱握ってるから良いけど、居なければ大門さんと同じだね面白いシリーズです。2014/04/19
Totchang
11
シリーズ第5巻。秘剣が乱舞する回。道場鬼の娘が遣うのは「雲隠し(裏・表)」、兄の依頼でやむなく用いたのは「秘剣引き潮」。男勝りの女剣士や、依頼を受けた藩の奥方お鷹の方と側室お紗絵殿が登場し、鼻の下を長くするのもエンターテインメントの一環。今後の弥生の動向にも注意が必要になりそうだ。2021/04/15
しんのすけ
1
シリーズ物の途中の本。最初は物語の背景がよく掴めずわからないことがあったが、徐々にわかるようになった。軽く面白く読めた。2024/11/13
カラヤ3
1
弥生登場。町道場主の過去の試合からの遺恨試合、某藩の跡目争い、幕閣の権力闘争などに関わった相談人の3話からなる。2022/03/29
壱分銀知恵
1
あれ!殿って こんなに女にデレ屋さんだったけ?隠居とは云へ、いつか堕とし胤できて、またそぞろ御家騒動の…ないか、あの殿様だったら。2012/10/06
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