出版社内容情報
一万八千石の殿様が、爺と二人で裏長屋住い。生来の気品と剣の腕で、よろず揉め事相談人に!早くも人気のシリーズ第2弾!
内容説明
那須川藩一万八千石の若隠居・若月丹波守清胤は、故あって傅役の爺・篠塚左衛門とともに出奔、東八丁堀の裏長屋で貧乏生活を始めた。口入れ屋の権兵衛の勧めで、生来の気品と剣の腕を生かした、剣客相談人で日々の糧を得ていたが、最近は仕事がない。米びつが空になるころ、なんとも奇妙な相談が舞い込んだ…。
著者等紹介
森詠[モリエイ]
栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
39
剣客相談人「狐憑きの女」2巻。短編4話、那須川藩の若隠居、出奔して傅役の篠塚左衛門と江戸の裏長屋で剣客相談人として暮らすが、狐に憑かれた女や、猫や犬を探す奇怪な依頼が舞い込むが大きな事件として展開していく、四話は那須川藩のお家騒動無事解決して、若月丹波守清胤から晴れて大舘文史郎へ。文史郎が若隠居させられ謎が解った巻かな。2014/02/11
へたれのけい
2
軽い本が続いてます。2016/12/31
へたれのけい
2
なんとなく読み終えました。戻り橋で殿様は一気に決断していく。これまではどんどん身を引いてきたのに、頑張り始める殿様だ。少し、アレッ?かな2013/06/12
いえのぶ
2
お家騒動に巻き込まれ、若隠居させられた大名が江戸の長屋で剣客相談人として暮らす。持ち込まれる相談は、狐憑き、猫さがし、犬の用心棒としょうもないが、実はその裏に、、、という感じ。第四話が唐突な感じの進展。2012/06/04
カラヤ3
1
4話からなるが、2話の大店のおかみさんの不貞を主人は許すと言ったが、婿養子であるからとも思えるし、仲直りした後フラッシュバックが起きるだろうなとも思った。第4話は隠居させられたいきさつから再度お家騒動がおこりかけたため解決に乗り出す羽目になった。しかし、この解決方法は禍根を残すことになると思う。2022/03/12