内容説明
六千石の旗本津久井家の長子・柳之介は大叔父の一乗寺宣徳から、己れに流れる陰陽師の奇き“血”を知らされた。巨大な悪に出会うと瞬時に心身が“変化”してしまうというのだ。折しも柳之介は友人の八州回りから信州へ運ぶ御用金五千両の警固を頼まれた。途中の上州路には早耳の千寿という巨悪が待ちかまえて…。
著者等紹介
大谷羊太郎[オオタニヨウタロウ]
1931年、東大阪市生まれ。慶応大学在学中よりプロミュージシャンとして活躍、1970年に『殺意の演奏』で江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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