内容説明
13世紀イングランド北部。両親を亡くしたイヴリンドは、意地悪な継母の仕打ちを受けながらも、天真爛漫に生きてきた。だがある日、“ドノカイの悪魔”のもとに嫁ぐよう告げられて―。それは父と妻を手にかけたと噂される、恐ろしいハイランド領主。悲しみのあまり遠乗りに出かけたイヴリンドは、そこで荒々しくも情熱的な眼差しをもつひとりの男と出会う。結婚前の最後の思い出に、熱いひとときをともにしたイヴリンドだが、その男の正体とは思いもよらぬ人物で…。波瀾の愛の行方を描くシリーズ第1弾。
著者等紹介
サンズ,リンゼイ[サンズ,リンゼイ][Sands,Lynsay]
カナダのオンタリオ州出身。1997年のデビュー以来、ヒストリカルやパラノーマルを中心に30冊以上の作品を発表。作品はオランダ、ドイツ、ロシア、韓国などでも翻訳されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ち~
33
継母の嫌がらせにより、伯父・父・妻を殺した噂のある「ドノガイの悪魔」と呼ばれるスコットランドの領主カリンと結婚させられる事になったイヴリンド。半裸で手にドレスをなびかせ、馬で疾走している所をカリンが目撃。ドタバタの出会いからドタバタの結婚式と作者独自の世界で笑わせてくれる。後半は命を狙われるイヴリンド。過去の殺人とどんな繋がりが?「ドノガイの悪魔」こと無口なカリンは実は…。ロマンスもサスペンスもたっぷり楽しめました!カリン、珍しく残念なところが無く、あくまでもカッコいいヒーローでした♡2019/04/23
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
33
面白かった(☆∀☆) ヒロインは可愛い女性だし、ヒーローは、言葉が足らず誤解されやすいけど、行動で示す男性。ステキだわ(☆∀☆) 私の好み(^з^)-☆ 中盤から、サスペンスになり、犯人はもしかして・・・、まさか・・・なんて想像しながら読んでると面白かった。一つ気になるのが、ヒロインの継母。あんな性悪女が、あれきりだなんて、なんの罰も受けていないなんて。次作、何かあるのかしら?2018/12/05
星落秋風五丈原
30
野性味溢れるハイランダー・カリンとまるでシンデレラのような境遇の向う見ずなお嬢様イヴリンドのカップル。崖の上での謎解き場面はまるで火サス。それにしてもこのシリーズはヒロインが男性主人公のある部分にマッサージするのが定番なのか。2018/01/21
じょう
24
ハイランドシリーズ1作目。冒頭のヒーローとヒロインの出会いが良かった。ヒーローのまとわりつく過去の事件の真相まで、犯人らしき人が何人かいて、サスペンスとしても面白かったです。2018/03/10
rokoroko
16
可愛いヒロインと寡黙なヒーロー。継母に意地悪されて悪魔と呼ばれる人と結婚することになり彼の地に向かうがそこも色々な不思議な事件が起きてと言う話 時間忘れて楽しんで電車の降りる駅忘れそうだった2020/10/03