内容説明
開けても開けても可愛いお人形たちのオンパレード。誰もが一度は見たことがある、ロシアの人形「マトリョーシカ」。そのルーツが日本だということを知っていますか?マトリョーシカ詩人にして、ロシアのおばぁちゃん写真家、伝統こけしとマトリョーシカの日露友好親善大使による掲載点数1000点以上、144ページ・高級オールカラーの豪華本。カタログ的写真絵本。
目次
歴史物語
図説解説
産地・系統・工場見学
ハウツウメイクマトリョーシカ(セルギエフ・ポサード系;セミョーノフ系;ポポロフメイデン系;キーロフ系;ノーリンスク系;共和国系;アーティスト系;スーベニイル系;マトリョーシカグッズ)
買い方・集め方・可愛いがり方
マトリョーシカのモデル
著者等紹介
沼田元氣[ヌマタゲンキ]
マトリョーシカ詩人にしてロシアのおばぁちゃん写真家。2006年より毎年マトリョーシカ工場見学ロシアツアー催行。2007年日露友好マトコケ親善大使。2008年東京国際フォーラムギャラリィにて伝統こけし工人とマトリョーシカの交流展覧会開催。2009年こけしとマトリョーシカの店「コケーシカ鎌倉」を開店。2010年「マトリョーシカ博覧会」を同店及び全国こけしコンクール会場にて開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あじ
62
右見ても左見てもマトリョーシカの大行進。分身の術が巧みなこと!それもそのはずマトは忍者の国、日本の入れ子こけしがルーツだったのです。日本に初めてオリジナルのマトを発註し、販路を築いたのは誰でもない著者。膨大なコレクションと知識を惜しげもなく披露したのが本書です。捲りながらマトの大海で溺れてしまわぬよう、浮き輪を準備しておくのが身のためですよ。巻末のロシアのおばぁちゃんのストーリートスナップにも、ぎゅっとハートを握られる要素ありです。2014/05/18
里季
54
うちにも大小ある、ロシアのおばあちゃんの体型をした、マトリョーシカちゃん。一般的によく見るもの以外にこんなにたくさん可愛いのや面白いのや、ロシア正教のイコンのように厳かなのもあり。癒されました。病院内図書室にて。2015/11/18
ちえ
42
マトリョーシカ100年位の歴史で、箱根の七福神こけしが元かもしれないなんて!加古さんの「マトリョーシカちゃん」繋がりで図書館で見つけて借りてきた本。地域や時代によりマトリョーシカの違いや作られ方って、すごいなー、読んでわくわく、写真もたくさんでとっても楽しい。マトリョーシカ好きな人にはぜひ読んでほしい。変わり種の「おだんごぱん」や「おおきなかぶ」セット。絵本「マトリョーシカちゃん」をもとに作られたマトリョーシカは見てみたい!鎌倉にあるという作者のこけしとマトリョーシカのお店もいつか行ってみたいなあ。2021/01/28
かっぱ
30
【図書館】沼田元気さんの本。箱根を訪れたロシア人が日本の入れ子のこけしを持ち帰ったものがマトリョーシカの元になったという説があるそうです。産地別での表情や模様などの違いがよくわかります。キーロフ系とノーリンスク系が好きです。ナタリア・バローニャさんのロシアの絵本の中の人物がそのままマトリョーシカになったようなものもいい。日本のこけしと繋がりがあると知るとさらに愛着がわきます。2015/01/12
Koning
30
ロシアの声で知ったという体たらくだけど、まさか沼田元氣が鎌倉でマト屋やってるとは思わなかった(ええ、ずっと盆栽パフォーマンスの変な人としか思ってなかったさ)。肩書きは謎の「マトリョーシカ詩人にしてロシアのおばあちゃん写真家」とかおそろしくマニアックなことになってたのね。で、そのマニアっ振りを発揮して、産地系統による分類とか博物学的なこともなさってます。写真が豊富で製作中の職人さんの写真も含めてプリチーな世界が広がっております。雑多なグッズ紹介ページにはかの有名な絵本「マトリョーシカちゃん」も紹介されてて2013/02/25
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