内容説明
美貌の母親とハリウッド有名スターのあいだに生まれながらも、フランスの修道院で育てられたフルール―16歳になった彼女は、ニューヨークに渡りモデルとして華々しいデビューを飾る。“きらめきの妖精”とメディアに賞賛されたフルールは、やがてハリウッドに進出。そこで映画の主演俳優ジェイクと出会う。たちまちふたりは恋におちるが、ある事情でフルールはすべてを棄ててパリヘ消える。そして数年後、ニューヨークで新たな生活を始めた矢先、偶然ジェイクと再会してしまう…。
著者等紹介
フィリップス,スーザン・エリザベス[フィリップス,スーザンエリザベス][Phillips,Susan Elizabeth]
オハイオ大学卒業。90年代に入ってロマンス小説で注目を浴びるようになる。98年に『あの夢の果てに』で、また2000年に『ファースト・レディ』でRITA賞を受賞。ロマンス小説の分野でもっとも人気と実力のある作家の一人。現在、シカゴ近郊に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harutamano
9
ダーイナミーック!初期作品の改訂版とあって時代を感じさせるところがあるしキャラクターもちょいちょいエグい。ママが改心しないとこがまた。だがラスト一気に読了。これでメグの話読めるぞ〜!うお〜!2023/03/30
たまきら
3
利己的な両親、そしてそんな人達を生みだした時代や階級…。そんな負を相続せず、自分の力で輝こうとするヒロインがりんとしていて素晴らしいです。おもしろかった!2014/07/18
kokorika
2
母親ベリンダの人生、娘フルールの人生を軸に、それぞれの生きた時代背景を絡めて描き、読み応えある作品。登場人物のキャラクターが濃く、背負っている物が重く、特に父親絡みの部分は陰鬱な感じがする。フルールとミッシェルの和解のエピソードやエピローグに救われた。2022/03/10
rokoroko
2
両親がおかしい。そんな家で生まれ育っても、自立できる女性になる。SEPは「独り立ち」しようよ~というメッセージ送っているのさ。2012/03/18
zawa
1
SEPの本は、一つのロマンスというより、一人の女性の(生まれも含めて)ドラマチックな生き方というような話が多くてとても好き。この本もとっても楽しめた。2012/02/15
-
- 和書
- 1からわかる日本の城