内容説明
最初は藩主伊達綱村の隠居勧告事件、次いで実弟村和の領地召上げと隠居処分。なぜか事件の真相は曖昧なまま結着した。これに疑問を持つ監察組織「五城組」の藩士望月彦四郎は、真因を求め仙台へ帰国した。深まる謎と浮上する松尾芭蕉の影。やがて行きつく二十八年前の寛文事件(世に名高い伊達騒動)の知られざる真実。
著者等紹介
武田櫂太郎[タケダカイタロウ]
1956年宮城県に生まれ法政大学社会学部卒業。新人物往来社入社。『歴史読本』他、雑誌・単行本の編集を経て歴史ライターとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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moonanddai
1
「仙台藩の謎」。大分話が入り組んできたようです。なにせ伊達政宗の「陰謀」までさかのぼり、原田甲斐事件も絡んで、仙台藩主の座をめぐる策略まで繋がるというのですから…。これはあと1冊では終わらないかなぁ。ただ、こうやって見てみると、「奥の細道」での「不当に低い」石巻の扱いについても、その裏があるとすればうなずけます。作者の武田さん、しばらく間が空いたので、そろそろ続きを頼みますよW。2016/01/31
三田主水
0
待ちに待ったシリーズ第三弾。忘れかけていた過去の瑕が、解決したかに見えた事件が再び浮かび上がり、さらなる謎に繋がっていく展開が面白い。これで次の巻がもっと早く出てくれれば言うことはないのですが。2010/06/27
一五
0
国許での探索は、薮から蛇が出た。 図書館 ここまでしか入ってないかも~?2018/08/18
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