内容説明
父の密命を受けた伯爵令嬢ヴィクトリアは、遥かコーンウォールに住む医師ネイサンのもとを訪れる。彼は三年前、ヴィクトリアと熱いキスを交わしながら、消息を断った男だった。再会したネイサンはいっそう男らしい魅力にあふれ、ヴィクトリアは怒りも忘れ動揺してしまう。やがて彼女は、父に託された手紙が、英国の元スパイであるネイサンに王家の宝石を取り戻す任務を告げたものだと知る。ともに宝石の隠し場所を探すうち、急速に惹かれあうふたり。だがそんなおり、ある危険が彼女の身に迫っていた…。
著者等紹介
ダレサンドロ,ジャッキー[ダレサンドロ,ジャッキー][D’Alessandro,Jacquie]
大学時代に理想の男性と出会い、卒業後結婚。現在は夫と息子とともにアトランタ在住。1999年のデビュー以来、コンテンポラリーとヒストリカルの両方を手がけ、20冊を超える著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
18
3年前に私のファーストキスを奪って消えた憎いアイツ…。けれども再会したらやっぱり素敵で…。スパイやサスペンス部分は味付けなので、最後に一気に箇条書きにしたかのような感じで謎が解かれても怒ってはいけません。娘のことをよくわかっている賢いお父さん。茶目っ気たっぷりな叔母様。口下手でコンプレックスのかたまりだけれど、本当はとても愛情深い男子がとてもいじらしいお話でした。2020/11/09
黒崎ディートリッヒ
4
摂政時代イギリス。父の密命でかつて一度だけキスを交わした、医師のネイサンと再会した伯爵令嬢ヴィクトリア。だが彼女が父から預かった彼への手紙は、本イギリスのスパイであるネイサンに、奪われた王家の宝石を取り戻してほしいというもので?! ヒストリカル・ロマンス。身分違いで禁断の恋がテーマの物語。あらすじを読んでいて、ヒロインのヴィクトリアがスパイなのかと思いましたが、スパイはヒーローのネイサンの方だったようで。一見医者で、ただの平民に見えるけど実はイギリスのスパイ、という彼の設定は良かった。2014/12/01
Mrs.涼子
3
面白かったッ!爵位も財産もないヒーローはモロ好み。終盤のヒーローの手紙には泣ける。動物達も存在感があって実にイイ!次作も続けて読む予定。2011/01/06
terutyann
2
無難な感じで♪ヒロインがガイドブックを参考に~ってどっかで読んだなあと思ったけど、そんなに関係なかったなあ(笑)。ラストのヒーロの手紙がなかったらそんなに印象に残るお話ではなかったかもだけど、あの手紙は効いたなあ^^♪2011/11/17
ぽしょ
2
バラの香りって、そのまんまでしたね。2010/08/26
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- 電子書籍
- 月刊誌PHP 2014年7月号