内容説明
１５世紀末。スコットランドの有力一族の娘、ジェニファーが宿敵のイングランド人にさらわれた…！“黒い狼”と恐れられる伝説の騎士、ウェストモアランド伯爵率いる軍の野営地で彼女の前に現われたのは、若く精悍で、そして孤独な男の姿。それでも物怖じせず勇敢にふるまうジェニファーにしだいに心惹かれはじめる伯爵だったが、ふたりの前にはさらなる試練が待ち受けていた！相手への愛と祖国や一族への忠誠心とのあいだで揺れ動く―動乱の中世を駆けめぐる壮大なロマンス。
著者等紹介
マクノート，ジュディス［マクノート，ジュディス］［ＭｃＮａｕｇｈｔ，Ｊｕｄｉｔｈ］
映画製作会社勤務や米ＣＢＳラジオのエグゼクティブ・プロデューサーなどを経て、１９８３年に作家デビュー。ヒストリカル作品を中心に数多くのベストセラーを送り出している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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優希
78
面白かったです。最初の結婚式の様子からどうなることかと思いきや、愛と祖国と一族への忠誠心との間で揺れ動き始めてからは一気に読みました。中世ならではの要素が物語を彩っているのに引き込まれます。そして何よりロイスが格好良くて惚れてしまいそうでした。ジェニファーにはもったいないなと。ロマンスに関してはラブ度は低めですが、2人がいかに親密な夫婦になっていくかを楽しめる作品でした。2017/08/22
たまきら
22
読み友さんの感想を読んで再読。最初に読んだ時は気が付かなかった当時の歴史背景やスコットランドとイギリスの関係がすんなりとらえられるようになっていて、ずいぶん自分もイギリス周辺の歴史に抵抗がなくなったもんだなあ…と思いました。戦国時代の男の愛情表現に胸キュン。2019/06/29
Miyuki_fsog
16
ヒーロー･ロイスはそれはそれは騎士らしくステキでした❤が…ヒロインが好きになれなかった‼誘拐されたから仕方ないのだけれど…ロイスをあんな目に合わせて…(ToT)2017/12/05
mao
14
ヒロインが捕虜にされて、妹と逃亡を企てるとこは面白くてグングン引き込まれた。んだけど、どこからか失速…。ラブラブ感がいつまでも待っても、来ない。萌え〜、ズッキューン、はぁ(ウットリ)ってなんない。お約束の、最後の一波乱。重すぎます。ヒーロー悪意は無いのだけど、許すことはできないでしょう。ロマンスにこの展開はナシだなぁ。ヒロインは父に洗脳され過ぎね(･･;)エピローグは◎2017/02/14
choco
12
15世紀のお話。先入観からスコットランドのお話と思いきや、騎士はイギリス人でヒロインがスコットランド人。そのジェニファーは強情すぎて黒騎士が気の毒になる…。何かと逃げ出し歯向かい、我を張る。しかもまだ17歳。でもこの時代では年増呼ばわりされてしまうお年頃とは！14歳から16歳が適齢期なのには驚いた。何日も野山を馬で移動して日々野宿。厳しい時代よね…。2018/01/19
