内容説明
愛らしい貴族の娘クラリッサは、極度の近視でありながら、めげることなく幸せな人生を送っていた。だが意地悪な継母に眼鏡を禁じられて以来、社交界デビューを果たしたものの相手の顔すら判別できずに失敗ばかり。求婚者たちはつぎつぎと去っていくが、ある日ひとりの男性が彼女にダンスを申し込む。かつて天使と評された顔に、戦争で醜い傷を負った伯爵エイドリアン。やがてふたりは継母の目を盗んで逢引を重ねるようになるが…。ユーモラスで心温まる傑作ラブロマンス。
著者等紹介
サンズ,リンゼイ[サンズ,リンゼイ][Sands,Lynsay]
カナダのオンタリオ州出身。1997年のデビュー以来、ヒストリカルやパラノーマルを中心に30冊以上の作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょう
37
ヒーローとヒロインが最初から相思相愛で初々しくて良かった~。可愛らしいロマンスかと思いきや、コメディやHotなシーンも多くて嬉しい裏切りでした~。2016/01/17
ち~
33
極度の近眼なのに意地悪な継母により、眼鏡を取り上げられた為に、数々の失敗談で恋人ができないクラリッサ。戦争により、顔に大きな傷を作り、それが元で女性に深く心を傷つけられたエイドリアン。一目惚れにも関わらず、お互いの思い込みでビクビクしながら愛を育んでいく2人がなんともいじらしい。中盤のクラリッサに危機が迫るあたりから、ストーリーもより面白くなってくる。ドジっ子クラリッサは愛らしく、あの手この手でクラリッサに尽くすエイドリアンもとても良かった!ユーモラスで可愛らしい作品。2016/11/27
星落秋風五丈原
33
メガネ女子と顔に傷を負った美女と野獣のパロディ。パイと棍棒の例えが絶妙。例えがすごすぎです。2014/11/01
アン
30
面白かったです。 ぶきっちょクラリッサが可愛いし、やらかしたことにクスッときます。極度の近視で眼鏡がないとボヤーっと見えない状態のヒロインと戦争で顔に傷を負ったエイドリアンが惹かれあいます。二人の会話も楽しい♪処女のクラリッサに初夜について教えるエイドリアンのオロオロぷりに笑いました。意地悪な継母が教える初夜のコン棒とパイにはクラリッサは脅えるけど読んでる私は笑ってしまった。このヒロイン良い子過ぎる。酷い目に遇わされても皆赦しちゃうんだもん。好感度高いカップルでした。2015/07/06
たまきら
26
ド近眼なのに眼鏡を禁じられてる女子と、顔に大きな傷がある男子のドタバタロマンスです。この作家さんは大いに笑わせてくれるので、軽い気持ちで読みたい本を探しているときにはぴったりではないでしょうか。一目ぼれした男子を愛で、お互いいじいじしているのをニヤニヤ眺める楽しさですね。サスペンスはもう味付けですから、怒ってはいけませんよ。優しく親切で、超プラス思考な女子がとっても好きになりました。2016/05/16