内容説明
早くに母を亡くしたにもかかわらず、お転婆で情熱的な娘に育ったホイットニー。そのあふれんばかりの情熱を年上の幼なじみ、ポールに注いでいた。そんな娘の性格を快く思わない父は、義妹夫婦が住むパリに花嫁修業のため送り出した。パリの社交界にデビューすると、その可憐さと美貌ゆえ、たちまちホイットニーは注目の的に。が、初恋の人ポールへの想いはやみがたく、心が満たされることはなかった。そんなおり、仮面舞踏会でサタンに扮した謎の男にダンスに誘われる…。
著者等紹介
マクノート,ジュディス[マクノート,ジュディス][McNaught,Judith]
1983年にハーレクイン社より出版された『言えないことば』で作家デビュー。1985年に出版された本作によって、ロマンス界に賞賛の旋風をまきおこし、作家の地位を不動のものとする。その後もヒストリカル作品を中心に数多くのベストセラーを送り出し、1990年に発表した現代もののロマンス作品で新たな境地を切り開いた。現在はテキサス州クリアレイクに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nami
11
ヒロインが、凄く可愛くて面白い‼︎ 何度笑ったことか( ,,>з<)ブッ 父親は、嫌な奴<(`^´)> ヒロイン ホイットニーの初恋相手、ポールは顔が良いだけよ〜。10歳も年上なのに、頼りないし、はっきりしない性格で、全然駄目‼︎男らしくない(^◇^;)...早く気付いて〜‼︎ 下巻へ...2016/09/29
リディア
9
ヒロインの少女時代は引くレベルのお転婆。今は大分レディーになってますが初恋にこだわりすぎ。ヒーローも何故そこまで外堀埋める必要があるのかちょっと理解できない。まずヒロインに思いを伝えなきゃ。遅いよ。三人の男達みんなだけど。でも面白いので続けて下巻読みます。2019/09/08
hotmilk
5
地方の貴族の娘ホイットニーとウェストモアランド公爵クレイトンのお話。ジュディスマクノートの作品はすれ違いが多すぎてイライラすること間違いなしなので相当覚悟してたけど、今回もやっぱりすごかった。笑 それでも読みたくなっちゃうのは、物語の序盤のヒロインの生い立ちのエピソードであっという間に引き込まれちゃうからなんだよね。それにしてもヒロインめっちゃモテるな~。私としてはニコラスの方が好きだった!クレイトンは高校生みたいに遠くから眺めてるだけでホイットニーに恋しちゃったなんて意外と可愛いな♪ ★32014/01/23
たまきら
4
やんちゃな御嬢さんの、初恋の君のおっかけっぷりにまず大笑い。十代の情熱、みんな多かれ少なかれありますよね~。しかし…一回り以上年上の男子が、一目ぼれしておいてもう傲慢なことこの上なし。まあ、お殿様ですもんねえ。今の時代なら完全に許されないこんな出だしも、リージェンシーものならなんとなく許せちゃうんだから不思議です。2014/09/11
kokorika
2
再読。ヒロインの少女時代からのエピソードから始まり、彼女の独特の性格がよくわかる。パリに行きお転婆娘からレディに変身。ニッキーがヒーローかと思いきや、ヒーローはクレイトン。彼も傲慢でプライドが高い。主人公二人のプライドのぶつかり合いの恋愛の先が気になる。2018/09/13