内容説明
隠居した旧友三人組に、大奥から宿下がりしたばかりの女が持ちかけてきた相談は、奇妙なものだった。隣家の儒者が嫌がらせをして困る、というのだ。執拗な嫌がらせをする儒者の目的は何か?さらに、女の家を窺う怪しげな影。女は大奥の秘密を抱いて宿下がりしてきたのか?不気味な疑惑に身を奮わせる三人組は…。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学卒業後、フリーライターとして活躍。93年に『黒牛と妖怪』で歴史文学賞を受賞し作家デビューを果たす。歴史の謎に迫るミステリーの手法で『ニコライ盗撮』など多くの歴史小説を発表。一方で『刺客が来る道』など、市井の人情を活写した時代小説にも評判が高い。「耳袋秘帖シリーズ」は多くの読者に迎えられ、人気に拍車がかかった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はま
17
シリーズ第五弾。ちょっと予想はしていた予想外の所に隠れていた藤村夫人・加代。藤村家問題がほっこり解決した矢先の鮫蔵のピンチ!もうこの手のラストも慣れてきたけど続きが気になる。次巻も早いとこ読まねばならんがな〜。他の本が読めない〜^^;2013/09/30
えも
14
三人組の家庭内の騒動はどうやら片付いたようで、事件の解決よりも、定年期の家族の在り方のほうが気になります。そんな中、いよいよ「げむげむ教」が再登場するようですが、鮫蔵が…。2017/01/15
ひ ろ
12
★★★★☆
こおり
12
大江戸定年組(5) 妻たちの逆襲の巻。なかなか良かったわ~ 女にだって隠れ家が必要よね! 今作では鮫蔵の過去が明らかに。そして不気味なげむげむの正体とは…うう、続きが気になるじゃないのさ。鮫蔵ーっ!!2014/08/16
事務所ひとり
10
加代さんとの仲直りの仕方が、何かいい感じです。藤村さんにしては珍しく言葉にして伝えたのが良かったのですよね。想い出の話は、長年連れ添った夫婦だからこそ出るお話だと思います。2011/07/16
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