内容説明
ハワイ出身の私立探偵カートは、かつて婚約者に裏切られ、その直後に車の事故で身ごもった子供を失ったため、二度と男性を愛すまいと決心していた。ある朝、タイ・チャンドラーという男が現われ、昔の恋人との間に生まれた子供をさがしてくれと依頼される。捜索の結果、１９歳になる娘がロサンジェルスにいるのをつきとめる。やがて、タイとカートは愛を交わすが、カートは昔のトラウマに苦しみ、素直になれない。数日して、タイの娘サニーが突然やってくる。しかも彼女の腕には幼い娘が…切なくも感動のラブ・ロマンス。
著者等紹介
ランディス，ジル・マリー［ランディス，ジルマリー］［Ｌａｎｄｉｓ，Ｊｉｌｌ Ｍａｒｉｅ］
カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で歴史学を学ぶ。８０年代後半に歴史ロマンスで作家デビュー。過去に１６作の歴史ロマンスがあるが、現代を舞台にした小説では『追いつめられて』（二見文庫刊）がベストセラーになった。現在、夫とともにカリフォルニアとハワイに在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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たまきら
22
1作目のきめ細やかな舞台設定にすっかりほれ込み、2作目へ。前作でも活躍していたハワイ出身の探偵美女が、仕事中負傷したため元相棒の住む小さなコミュニティへ休養に来たところ、娘を探してほしいと魅力的な男性が現れて…。複雑な家庭環境や数々の試練を乗り越えて、恋人が、家族が絆を結んでいくまでが丁寧に描かれています。素敵でした…。さあ、最終巻へ。2021/05/08
choco
13
良作に会えてご満悦♪過去を振り切れない女探偵カートが出会うのは、海山を愛し、誠実で人間の鏡のような男、タイ。タイの娘探しを手伝い、その娘との溝を埋めようと懸命なタイはまた、カートに対しても真っ向勝負。思いやりと心の深さをこれでもかと与えます。この話でまさに血を流し戦うのはカートであり、タイは図らずも後方支援となってしまう。これもまた面白いところ。タイの表現する親から子への愛もまた泣けるほどきらめく話です。まあ、タイをクローン培養して世に広めれば、世界は幸せであふれるのじゃないだろうか。2018/04/06
romance_holic
3
癒しと家族再生のお話でした。後半、ヒロインの悲しい過去がわかってくると涙がとまりませんでしたが、 読み終わったあとは心の中のなにかが涙で洗われたのか少し気持ちが軽くなりました。 まっすぐなタイプのヒーローのもどかしさも、傷つきたくないヒロインの躊躇もよく伝わってきました。しっとりしたロマンス作品をお探しの方にオススメ。2007/10/19
うさぎもち
1
読みやすかった2007/01/29
きんとと おまんじゅう
0
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