内容説明
「生きていくことは日々の忘却の繰り返しなのか」―無外流の達人鵜飼兵馬は“公儀隠密の宰領”と“頼まれ用心棒”として働く二つの顔を持つ。公儀御用の務めを果たし、久し振りに江戸へ戻った兵馬に、早速、用心棒の依頼が入った。呉服商葵屋の店主吉兵衛からである。その直後、番頭が殺され、次は自分の番だと言う。そしてそれが、奇怪な事件と謎の幕開けとなって…。
著者等紹介
大久保智弘[オオクボトモヒロ]
1947年、長野県茅野市に生まれる。立教大学卒業後、都立高校で教鞭をとる。彫刻や人形師を志す一方、小説を執筆し『水の砦―福島正則最後の闘い』で、第5回時代小説大賞を受賞し文壇デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あかんべ
4
前作を読んでないため、兵馬に不満が残った。お蔦は鬼三郎を選んだのだろう。小袖はお蔦と鬼三郎の子なら、兵馬が取り戻そうというのはちょっとちがう。江戸屋敷用人が、そこのところちゃんと説明すれば、兵馬は引くしかなくなり、誰も死ぬことはなかったのに。兵馬がこの先小袖を、ちゃんと育てられるのか?結局お艶頼みになるのでは、と気になった。2012/09/03
nyaboko
4
……どうやら別の本の続き物らしい。それを巻末とかでわかるようにしておかないという点だけで、かなりのマイナス。続き物って知ってたら読まなかったのに…。まぁ、7割くらい楽しめたかな。よくわからないけど、前の事件に絡んで命を狙われた主人公が、前の巻の女がらみの陰謀にケリをつける話。2012/07/20
なおり
1
なんか無駄に複雑2014/11/08
立て邦彦
0
妖しい感じの物語かなと思ったけど、まともだった。小袖のあつかいがいまいちかな。ちょっと悲しい感じ。めでたしめでたしがよかったけど。2013/12/22
みっちゃん
0
途中まで2010/11/24
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