内容説明
ホテルの一室で女が殺された。尼僧の格好をさせられ、脚のあいだにロザリオを突き込まれ…。精神科医のモーガンはニューヨークで指折りのセックスセラピスト。その患者のひとり、クレオは富豪や有名人を相手にする高級娼婦だが、自分の体験を記した回想録をモーガンに預けたまま失踪してしまう。おりしも街では娼婦ばかりを狙う連続殺人が起きていた。患者の守秘義務と捜査への協力の板ばさみになりながら、モーガンは殺人課刑事ノアとともに事件の核心に迫っていった。
著者等紹介
ローズ,M.J.[ローズ,M.J.][Rose,M.J.]
シラキューズ大学を卒業後、80年代から広告業界で活躍。1998年に『リップサービス』を執筆するが、出版を断わられ、自らのウェブサイトでダウンロード販売を始める。これが話題となり新聞、雑誌などで紹介され、同時に大手出版社からの出版も決定、7カ国で翻訳され一躍人気作家の仲間入りを果たす。2004年には米国MIRA社より期待の大型新人として、『ロザリオの誘惑』でロマンス・デビュー。ミステリ界からも高く評価され、2005年のアンソニー賞(ペーパーバック部門)にノミネートされた。現在、夫とともにコネティカット州に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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