内容説明
変幻自在に敵に近づき狙った獲物は逃さない―彼女、リリーの職業はCIAの暗殺者。だが今度の任務に報酬はない。標的は親友一家を冷酷に殺した犯罪組織のボスであり、長年CIAの情報提供者だった男。それは敵と味方、双方に追われる命懸けのゲームを意味していた。一方リリーを追う諜報員スウェインもまた危険な綱渡りを演じはじめる。殺し屋の顔に隠された一人の女、そしてゲームの裏にひそむ巨大な陰謀を知ることによって…絶賛ロマンティックサスペンス。
著者等紹介
ハワード,リンダ[ハワード,リンダ][Howard,Linda]
全米女性の圧倒的な支持を誇る人気作家。ロマンス小説の部門でさまざまな賞を獲得している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんだのぷうさん
5
本を読むときはいつも主人公に思いっ切り感情移入して読むので、ハッピーエンドしか読まないわたしには、ラストが衝撃的過ぎて胸が苦しくて、死にそうな位ショックだった。でも結局はハッピーエンドだからよかったけど。ラストシーンは映画とかなら感動的なんだろうけど、小説なんだから言葉でちゃんと書いて欲しかったな~どんなに苦しんだか、悲しかったか、どんなに愛してたかをヒーローヒロインに言わせて、胸キュンさせて欲しい~2012/11/09
みか
5
親友一家を殺した犯罪組織のボスの命を狙う暗殺者リリー(ヒロイン)と、リリーを追うCIA諜報員のスウェン(ヒーロー)。リンダのヒロインがどんどん強くなっていくなぁと思っていたら、今度の主人公は暗殺者でした。。。面白かったけれど、現実から遠すぎる設定のような気がした。スウェンは、リンダのヒーローにしては陽気なヒーロー。ヒロインを笑わそうとするヒーローは、これまであまり居なかったような気がする。2012/03/05
M
4
親友夫妻の復讐に燃えるヒロイン、組織の厄介者になるヒロインを追うヒーロー。2人の惹かれ合う気持ちがお互いの目線から書かれているのが良かった。2020/12/08
たまきら
4
冷徹な仕事を割り切れない。女の仕事への態度を男性がこんなふうにいう事があります。良くも悪くも、私はそういう女性が好きだし、このヒロインが魅力的だと思います。男子はこれからもっと彼女を大事にしない限りダメです!2014/06/16
まるかず
4
最高な内容だっただけに、肩透かしな結末が残念。2008/07/01