内容説明
行方不明者を捜索するボランティア組織“ファインダーズ”を率い、これまで数々の子供を救ってきたミラ。彼女には、かつてメキシコで生後まもないわが子を誘拐され、瀕死の重傷を負った痛ましい過去があった。白昼の悲劇は10年たったいまも未解決のまま。そんななか、ある男の存在が浮上する。メキシコの裏社会で恐れられる冷酷な殺し屋ディアス。彼が有力な情報を握ると知ったミラは全てを賭け、危険な世界へと身を投じるが…ロマンティックサスペンスの最高峰。
著者等紹介
ハワード,リンダ[ハワード,リンダ][Howard,Linda]
全米女性の圧倒的な支持を誇る人気作家。ロマンス小説の部門でさまざまな賞を獲得している
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感想・レビュー
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Kumiko
40
切ない表情の表紙の女。これがミラなんだろうなと想像を膨らませながら読む。「ロマンス小説の旗手らしからぬ重厚サスペンス」と聞いていたが、思っていたよりはロマンス小説色もあり少々赤面…(ハーレクイン懐かしい!)ゴホン、それはさておきこの作家、人物描写が上手い!心理描写も然り。最初から引き込まれ、ミラの苦悩にシンクロ。わが子を奪われた苦しみを生きる道として自ら選び、ファインダーズの活動をしながらいつかまた我が子を取り戻す日を追い求める…。何てタフ。何てしなやか。ディアスにも惚れたが何よりミラに女惚れだった。2018/02/28
ち~
34
生後間もない息子を攫われたミラ。10年間、離婚や家族からの冷たい言葉に耐え、自ら行方不明者を捜索する団体を立ち上げ、ただ息子を取り戻すべく戦い続けていた。そこへついに、事件の鍵となりそうなディアスと出会う。バウンティハンターであり、時には殺し屋でもあるディアスもとても魅力的。10年間の苦悩、臓器や赤ちゃんの売買に直面した恐怖、事件解決後、ボロボロの状態からの再起まで、心情がとても丁寧に書かれているので、ミラの様々な想いがリアル伝わってきたのがとても素晴らしかった。2018/02/18
菫子
31
幼い息子を奪われ刺され行方不明者を捜すボランティア組織を立ち上げ息子を探し続け離婚してひとりでがんばるヒロイン。最初のほうはつらかったのだけど、謎のスパイ(殺し屋?)が出てきてからはぐいぐい引き込まれました。ロマンス小説には貴重なタイプのヒーローの魅力(寡黙、口下手、謎めいていて強い、媚びない、誠実)に引っぱられて勢いが衰えることなくラストまで読まされました。サスペンス要素は飾りで、中心はロマンスです。ストーリーの根底でじわじわ進むホットシーンへの流れが素晴らしい。寡黙なヒーローのプロポーズシーンも素敵→2019/04/03
Yoko
20
非情で骨太なサスペンス。経験した者にしか分からない痛み。親しい人との間にも立ちはだかる壁。時間が癒してくれることもなく、それでも生きていくことを強いられる。それを共に乗り切ったディアスの愛と献身に心を揺さぶられた。エピローグも良かった。また、ここまで内容とシンクロしてる表紙にも滅多にお目にかかれない気がする。2016/03/15
rokoroko
18
誘拐された息子を探すミラ。ロマンスの棚の結構古く汚い本の中から探し当てた。時々読みたくなる。何回も再読。赤ちゃんの誘拐と探しあてられるかのドキドキとミラの決断が涙なくして読めない。後日談を妄想しすぎて書いてあるかもと感じるほど。こんなの発掘してるから片づけできないんだ2019/12/04




