内容説明
キャディは20年ぶりに故郷インディゴ・バレーに帰ってきた。そこは10歳の彼女が、部分的記憶喪失と以後3年間の療養生活を過ごすことになる事故に遭った場所でもある。その町には元映画スターの祖母が友人たちと大邸宅でくらしていた。幼なじみはそれぞれに立派な社会人として安定した暮らしを送っていた。キャディは祖母たちにそそのかされて幼なじみとデートをしたりしながら事故の真相を突き止め、空白の記憶を取り戻そうとする。傑作ロマンス小説。
著者等紹介
マイケルズ,ファーン[マイケルズ,ファーン][Michaels,Fern]
約30年前に作家活動をスタートさせ、全世界で約6000万部を売り上げたベストセラー作家である。現在、サウスカロライナ州在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まみ子
4
幼い頃に失った記憶を取り戻そうと、故郷に帰る主人公の友情・成長物語といったところでしょうか。サスペンスロマンスに分類されるけど、恋愛要素は薄いです。主人公の祖母と、祖母を取り巻く2人の老人がうまく立ち回っている様子が面白かったです。2016/03/26
ごへいもち
4
ちょっとだけミステリー風味の大人の童話かな。ラブシーンはほとんどなし2010/06/12
シェル
1
子供の頃に事故に遭い記憶をなくしてしまったキャディ。記憶を取り戻そうと故郷へ戻り祖母とその友人に支えられながら動き始める。事故の内容については冒頭でほぼ明かされるのでミステリーというよりか、ロマンス小説のような印象を受けた。元ハリウッド女優の祖母ローラが良いキャラだった。お茶目なおばあちゃんは和むなぁ。2019/07/08
ワコ
0
あらすじを読むと主人公の失われた記憶に謎があるように思えますが、実際は冒頭でほぼ全部描写されているので、謎解きの楽しみはありません。随分と主人公に都合よく話が展開しますが、キャラに嫌味がないので安直ではあるものの不快ではないです。ただ1人の悪役に全部罪をおっかぶせて解決とするのには首をひねりました。作者の人柄ゆえに、気に入っているキャラを悪く描きたくないんでしょうか。ラストは蛇足というか滑稽というか……。いいところもあり、物足りないところもあり。全体的に読みやすいのはとてもよかったです。2014/09/09
みるて
0
図書館の本 読了 初ファーン・マイケルズ2010/04/27