二見文庫
火災捜査官

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  • サイズ 文庫判/ページ数 501p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784576032092
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

マンハッタンで五十四名もの死者を出したビル火災。現場に急行したFDNYの火災捜査官ジョージアは、摂氏1600度にも及ぶ超高熱火災“HTA”の形跡に驚愕する。前後して聖書の“第四の天使”を名乗る人物から当局に謎めいた手紙が届き、過去数ケ月同様の火災が起きていたことが発覚。ジョージアは連続放火説を主張するが、上層部の頑なな否定にあう。そんななかFDNY全体を揺るがすさらなる悲劇が…圧巻の超弩級サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

20
ニューヨーク市消防局(FDNY)火災捜査官のジョージアは死者が54名にもなっている出動で、ビルを全焼させる火災でも摂氏820度なのに、1600度にも及ぶ超高熱の火災が発生したことに驚く。男社会の消防局で奮闘しているジョージアは主任捜査官のマックに露骨に邪魔者扱いされるが、終始一貫して連続放火事件だと主張していたジョージアに捜査の指揮権が与えられることに。面白かった本の20年ぶりの再読だけど、今でも犯人との駆け引きと終盤の展開にマックとのロマンスもあって、最後うるっときたりと面白かった。2024/01/11

うしろあたま

4
こういう仕事が独立して存在することを知らなかったので面白かった。著者は夫がFDNYの管理職だそうで、消防士たちの仕事や内幕はかなりリアル。体を張った職業だけに、女性を歓迎しない独特の男社会の中で、勘と情熱を頼りに難しい捜査に挑んでゆく主人公はかっこいい。と同時に彼女が決してスーパーウーマンではなく、過去の恋の苦さを引き受けて生き、子育てに悩むシングルマザーで、周りの男達に反発したり惹かれたりもするさまが等身大で良かった。彼女の新しい恋の行方も気にかかる。続編にも期待。2014/04/01

あつぼう

2
この小説に出てくるHTA(高温助熱剤)による火災は1650度を超えるために往来の防護服を装備したとしても消防士達は3分と生きていられないらしいです。1984年以降アメリカでは同種の火災が20件も報告されてるのですが、HTAの正体や犯人は未だに謎のままです。FDNYの腐敗やリアルな火災描写などスリリングな展開が面白い小説です。早くも続編の発売が決定してるので今から楽しみです。 2004/11/15

putomo

1
海外ドラマのCSIが好きな私にとっては火災捜査官という仕事もそういう仕事の仕方かなぁ~と読み始めました。捜査官と消防士とは微妙に違うんだなぁと。最後はちょっと切ない感じだったけど、続編があれば読んでみたいかも。2008/12/19

みーふぃ

0
わたしは 火災物がすきなのか結構よんでる。 中身わすれたが(苦笑)70点

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