内容説明
アフリカ大陸西岸の赤道直下ガボン共和国。欧米からの投資が盛んな産油国である。アップリンク社は、ここを基点にアフリカ全土をめぐる光ファイバーによる高速通信網の完成をめざしていた。が、その計画を阻止せんと“悪霊”は二重三重の罠を仕掛けてきた。「あの男の心を破壊せよ」―指令を受けた殺し屋“山猫”の策謀により、アップリンク社社長の身近に危機が迫る！圧倒的人気の国際謀略小説最新作。
著者等紹介
クランシー，トム［クランシー，トム］［Ｃｌａｎｃｙ，Ｔｏｍ］
１９４７年、ボルティモア生まれ。１９８４年に処女作『レッド・オクトーバーを追え』で一躍ベストセラー作家となり、以来、綿密な調査に裏打ちされた詳細なデータと該博な知識を駆使して、ハイテク軍事スリラーの第一人者の地位を不動のものにしている
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感想・レビュー
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對馬 正晃
7
重大事件が起きるのが後半（終盤？）になってから、というのはトム・クランシーの真骨頂ですが、このシリーズのように非軍事的な話だと前半はかなりダレます・・・。テクノロジーについての描写はなかなか興味深いので、ちょっともったいない気がしますね。2017/03/25
ゆーぼー
5
トムクランシーの剣（ソード）シリーズは既に何作品か読んでいるが、この作品はあまり好きになれなかった。 登場人物の会話が、遠回しすぎて、テンポが良くないし、比喩的言い方もしっくりこないケースが多かった。 ザ・キャンパスのジャック・ライアンシリーズの方がクランシーの本領が発揮されていると思う。 「千年紀の墓標」を既に積んであるので、それに期待したい。2016/05/12
mittaka
2
トム・クランシーらしい作品で、とても面白かった。ポールジャンティを出発したアップリンク社の車両隊が待ち伏せ攻撃を受け、応戦するところは手に汗を握った。なかでもローラン救出のため装甲車を出たナイメクが熱映像照準器を使う狙撃兵に狙い撃ちされそうになったのを、ディマーコがＳＧＦ２（石油霧煙幕発生器２）を使うことで防ぎ、さらには形勢逆転させたシーンは圧巻だった。そして物語の中で紹介される多くのものに知的好奇心を大いに刺激された。（深海作業、兵器、グレイハウンド犬、軍用犬、等）2016/03/09
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