内容説明
北海道から沖縄、海外まで、未公開フォトも併録した廃墟写真の集大成。
著者等紹介
小林伸一郎[コバヤシシンイチロウ]
1956年東京に生まれる。1978年専修大学経済学部卒業。1984年スタジオ、出版社カメラマンを経てフリーランス。1988年株式会社スタジオライズを設立。1991年第28回平凡社準太陽賞を受賞。1994年第5回コニカ写真奨励賞を受賞。1997年第2回東京国際写真ビエンナーレ・キヤノン賞を受賞
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感想・レビュー
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ミナコ@灯れ松明の火
9
三崎亜記の『廃墟建築士』を読んで興味を持って、読んでみた。昔ここにいた人たちの名残だけではなくて残された思いが見えるような気がするものもあったり、不思議。時間の流れが目に見えるような。実際にその場に立ってみないと感じられないものの方がきっと多いんだろうなと思う。2011/05/19
nutts
7
廃墟を感じるには、差し込む光と、肌に触れる空気と、時間を感じる匂いが必要だな、と思った。これほど、写真に向かない被写体は無いのだな、と。恐らくそこにあったであろう、実直な、邪な、切羽詰まった、薄っぺらい、数々の夢。そのなれの果てが伝える迫力だけは、静止画でも動画であっても、足りない気がしてならない。2011/02/27
skimilk
1
高校生のころ。放課後の市立図書館にて、宿題をほっぽり出し、ソファで食い入るように見入った。シンプルだが生々しい廃墟は当時の人々の生活をありありと想像させる。
伊野
1
綺麗すぎて、不自然な廃墟。2013/11/26
える
1
ぞくぞくする!欲を言えば写真と文は連動させてほしかった。文章読みながら、写真はどれだ?と戻ったり進んだりしなきゃいけなかったので。せめて巻末見ないでも目当ての写真のページを文中で示してくれていたら親切だったかな。2012/01/09