内容説明
スコットランド女王メアリの隠し子とささやかれ、幼いころから厳格な牧師の下で育てられたケイト。ある晩彼女の人生は一変する。「おまえはおれの妻になる」―ならず者と恐れられる辺境の島の領主ロバートが突如口にした衝撃的な言葉。それは一年限りという契約で結ばれた、愛のない結婚を意味するものだった。見果てぬ地への人生を賭けた旅。だがそこには予想だにしない運命が待ち受けていた…驚愕のラストまで目が離せない超ドラマティック・サスペンス。
著者等紹介
ジョハンセン,アイリス[ジョハンセン,アイリス][Johansen,Iris]
これまでに数十冊のロマンス小説やサスペンス小説を発表し、計1000万部以上の売上げを記録するアメリカの人気作家
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
eko
14
Twitterでプチバズしてたので積読からガサゴソして読み始めたら面白くて一気読み。久々のヒストリカルは好物のハイランダーもの。舞台は16世紀末エリザベス一世の時代、ヒロインのケイトはなんとメアリスチュアートの隠し子設定。もう何それー♪です。辺境の島の領主ロバートに期限付きで嫁ぐのですがその道すがらの様子が良い♡いかにもハイランダーなロバートの語り口調がめっちゃ好み。めっちゃ好み(2回言う)ケイトもまっすぐで賢くて良い娘でした。王道ロマンスですが決して古臭くなく読み応えのある物語。再読する電子出たら買う。2020/08/01
Michelle
12
原題より邦題の方が物語に合ってるみたい。歴史上の人物がいっぱいでてくるので、背景にある史実を知っていた方がより楽しめる。ヒロインもヒーローも、抱かれたいのか抱かれたくないのか、抱きたいのか抱きたくないのか、10ページごとに気持ちが変わってる?「どっちやねん!」とツッコミたくなった。2021/05/07
さくらもち
9
ロマンス小説好きの知り合いが貸してくれた本。ロマンス小説って私はあまり読まないのだけれど、結構はまりそうです。辛い境遇にある少女と、精悍な若者…という、べたな主人公だけど、中盤からのヒロインケイトの成長がかっこよかった(クレイド―に付いてからあたり)。ロバートの仲間たちも魅力的。出番は少ないが、エリザベス女王も強烈な存在感。登場人物が悪役も味方もみんな生き生きしていて、この時代のイングランド、スコットランドって荒々しくて力強かったんだな、と思いました。 2020/05/14
コマ
7
もうもう最高のヒストリカル・ロマンスでした。とにかく読みやすい。難しくない。ハイランダー最高。ヒロイン最高。「自分の居場所」への渇望と彼女自身の成長にハラハラドキドキ。500頁があっと言う間でした。2020/07/26
ばんび
5
歴史も感じられて楽しかった。 歴史に沿ってる話が好きだなぁ。2018/04/16