内容説明
アフリカで生きてみて、ようやく見つけた私の人生。きれいだけど、汚い。美しいけれども、残酷。親切にされるけど、騙される。約束してくれるけど、時間厳守ではない。アフリカは、決して一言では語れない。
目次
プロローグ ニューヨークからアフリカへ(想像すらしなかった世界へ;教科書に埋もれて)
第1章 ケニアで大学生(星ふる夜空;草原の学校 ほか)
第2章 地平線を見下ろす職場(マサイランドのど真ん中へ;サバンナの生活 ほか)
第3章 再びアフリカへ(アフリカ病;太陽が照りつけるボツワナ ほか)
第4章 凍えるレソトから灼熱のザンビアへ(風の谷の村;レソトの人情 ほか)
著者等紹介
滝田明日香[タキタアスカ]
1975年、神奈川県藤沢市生まれ。6歳の頃から海外で暮らす。シンガポール、フィリピンで日本人小学校を卒業した後、シカゴの現地校に編入。ニューヨークの大学(スキッドモア・カレッジ)では生物学専攻。在学中にアフリカに魅せられ、ケニアの野生動物マネージメントの学校に一学期間留学。その後、休学してマサイ・マラ国立保護区内で短期就職。一度はニューヨークに戻るが、半年後に再びボツワナのカラハリ砂漠保護の学校に一学期間留学。大学卒業後、ボツワナ、南ア、レソト、ジンバブエ、ザンビアなどを就職活動で訪れる。その最中にザンビアにあるルアンファロッジにしばらく滞在する。2000年の秋からは、ナイロビ大学獣医学部に編入し、新たな一歩を踏み出す
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感想・レビュー
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後藤良平
3
『牙』に出てきた滝田さんの本。アフリカに21歳の女性が1人で行って、大丈夫だったんだろうかと余計な心配をしながら読み進めた。何をしようか、何になろうか悩みつつ、それでもとにかくアフリカに行ってみたいと考えて行動する若さが気持ち良い。まだ具体が見えないけど夢の方向に進む若い力を感じた。さて自分はどうだったのか?そして還暦を迎えた今、自分はどう生きるのか生きたいのか、考え込む。20歳の頃のアグレッシブな生き方に刺激された。こんな無鉄砲さ、自分には無かったし。アフリカにも行ってみたい。年間No.84購入2021/07/21
たま
1
ノンフィクション本「牙」作中からの。著者が20代前半からの真っ当でワイルドで瑞々しい頃。勢いに呑まれてアフリカが浮かぶ。2021/11/10
まーちん
1
文庫版を読んでるので中身は知っていた。だけど難航する職探しや弱気になってるエピソードは文庫版になかったのでとても新鮮!バイタリティ溢れる著者からいい刺激を貰える一冊。それにしてもアメリカの大学生って日本より考えも行動も立派だよなぁ2016/03/29
やぶやぶ
0
★5 良かったです。 著者のアフリカ中毒が良く分かる本です。2010/03/12
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- 和書
- 菜園王 〈vol.7〉