感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gotoran
53
ドンファンシリーズ、第2作目。カルロス・カスタネダは、呪術師には必須の「見る」ことについて数多くのことを学ぶ。「見る」とこでわかる分離したリアリテイの訓練が執拗に繰り返される。煙での訓練で「見る」ことが出来るようになるが、何も変わらない。全てが愚かさの管理下にあり、善悪も好き嫌いもなくなり全てが平等の世界に。「眺める」は、常人が世界を知覚している普通の見方であり、「見る」は知者が事物の本質を認知することができるようになること。カスタネダは、徐々に神秘体験の深みに足を踏み入れていく。不思議な読後感。2017/06/23
おおにし
11
手元にあるのは1976年再版本。今再読しても難解な哲学小説のようで読むのが精一杯。若い頃のようには楽しめなかった。ただ、カスタネダがドン・ファンの知り合いの呪術師に会いに行き、薬草をもらうというエピソードは印象的。この呪術師は修行中のカスタネダを実力のある呪術師と勘違いして、それに相応しい「力の贈り物」を与えたのだが、本人はその贈り物の真の意味が分からず無駄に捨ててしまったという話。これに似たことは私自身何度も経験あり。今まで人生の諸先輩方から受けたアドバイスの意味がわからず何度無駄にしてしまったことか…2014/12/20
コウ
1
こんなのばっか読んでいた時期がありました^^★★★☆☆2008/06/19
スー
0
すーっごい面白かった!前作は正直わかりづらかったけど、こちらはよりストーリー性に重きをおいてくれたので、すっと入った。 そして、前作以上に、世界の見え方に衝撃を受けました!2014/04/20
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