アクションコミックス 薄命少女

あらい・まりこ

双葉社（2010/06発売）

• サイズ コミック判／ページ数 136p
• 商品コード 9784575942859
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[moku*]

４コマ。以前から気になっていた作品。不謹慎？？死に対してのユーモア(ブラックユーモア)たっぷり。最初はおもしろいなと思い読み進めていたのだが、後半はもう心が重くなってきました。一作ではなしがちゃんとまとまってるので、読みづらくない。一巻完結でよかった。

2015/03/08

[ぺぱごじら]

決して美人でも深窓の令嬢でもない、それでも不条理な不幸はやってくる。『あと一年』を日常に埋没しながら逞しく生きる少女と泣き虫お父さんのお話。お父さんにとてつもなく感情移入するお話。2018-124

2018/11/26

[nagaishi]

4コマの基本みたいな4コマ。タマちくとかドクター秩父山みたいなテンポというのか、悪い意味じゃなく緩急があまりない淡々としてる感じ。そのテイストで全編通した210コママンガとして、ラストのオチにビビる。最終話は2度目で理解できた。珍しくネタバレに気をつけたレビューになったけど、これは何も知らないで読んで欲しい。そういやカバーデザインもイカしてるな。生かして…？

2010/06/29

[糞尿]

四コマ漫画っていう表現形態と、確実に終わりに向かっている時間の流れ、っていう要素の親和性はあずまんが大王で実証されてるよね。あずまんがにおける終わりって卒業なんだけど、この作品の終わりもそれに似てる部分があると思うのよね。ただこの作品のあずまんがとの相違点は終わりを回避できる可能性が最後まで残されてることなんだよね。ただ読者からしたら、キャラクターの卒業も死も、虚構の終わりって意味ではあんまり変わりないと思うのだけど、それでも主人公が死なないことを願わずにはいられないんだよ。

2014/10/22

[クローカ]

4コマ漫画。面白かったです。不謹慎を承知で単純な言葉遊びに興じるのがただとにかく楽しいし、かと思えば終盤でひっくり返してくれます（ややメロドラマ的ではありますが……）。ラストは本当にグッと来る。関係ないですけど誕生日によりにもよって今作を贈ってきた友人をこれからも大事にしていきたいと思います。

2013/02/26