アクションコミックス 童夢

大友克洋

双葉社（1984/01発売）

• サイズ コミック判
• 商品コード 9784575930320
• Cコード C0079

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[GaGa]

久しぶりに一気読み。もう何度読んだかわからんが、本当に面白い。すべてを台詞で言いきらず、力強い絵で表現するところは流石の一言。昔映画化も噂されたが頓挫したと聞く。まあ、下手に映像化しても、この絵の迫力には到底及ぶまい。ただ昨今はCGの技術が上がったので挑戦してもいいかも知れない。コミックファンはもとより、SFファンも必読の一冊。

2012/02/15

[ゲンショウ]

久しぶりの再読。中心をずらした様な構図。細密な絵…そして、意図的な空白。登場人物のリアリティは、人間観察の賜物なのかな？裏付け説明を全て省いた物語に新鮮な驚きを感じます。説明の仕様も無い出来事に出合ってしまった人々…アキラに通じる主題を勝手に妄想してしまう…。

2013/05/20

[goro＠the_booby]

描写で魅せる漫画だ。えっちゃんがEV内で襲われることなんか秀逸。漫画で迫る映像美。

2023/01/15

[フリウリ]

弱いものが強く、強いものが弱い、というのは一つの強力な思想であるけれど、この線でさまざまな物語（小説も漫画も）をつくる場合、「弱いものがなぜ強いのか」が必ず（安易に）説明されるもの。しかし、本書にこのような説明は、一切ありません。だから、なんとなくわかりにくいのだけれど、丹念な描写と展開に引き寄せられ、なんどか理解しようと読むうちに、読み手が納得させられてしまうのは、本当に驚くべきことだとおもいます。結末が解決に至っているのかさえわかりませんが、「えっちゃん」は不滅、ということはわかる！　10

2025/04/06

[りんご]

図書館の漫画をもりもり読みます。やー、絵がいいね。能力バトルはやはり胸が湧き立ちます。絵の心得は全くないけど、漫画を読むと真似して描きたくなりますね。能力者の外観が子供だったり老人だったりするその異質さと、中身は成熟しているように見せる絵よ！

2023/08/11