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出版社内容情報
ゴトウユキコ2冊目の短編集。
webアクションで公開され13万PVを記録しSNSで大反響を呼んだ「天国までひとっとび」、新作「迷子犬とわたしたち」、ビッグコミックスピリッツで発表された「家庭教師」、ヤンマガWebで公開された「2月14日の思い出」の4作を収録。
椎名うみ、御守ミコ、押見修造推薦作品。
「ゴトウさんはずっと、すぐそこにある絶望と、下校中に寄り道してアイス買ったりスマブラしたりしてる。あなたが好き。今度一緒にその絶望と、わたし達の3人で、コタツを囲んですき焼き食べよう」
椎名うみ『青野くんに触りたいから死にたい』
「決してなかったことにはならない呪いのようなあの頃を、愛せないまま、それでも見つめることをやめない、祈りのような一冊です」
御守ミコ《京都のアイドル きのホ。所属》
「『天国までひとっとび』を、泣かずに読むことができようか(いや、できない)。誰も知らないけれど人が思っていることを、いつもゴトウさんは描く。そして、それを誰かと不器用にさらけ出し合う時の痛みと歓びを、抱きしめるように、描いてくれる」
押見修造『血の轍』
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- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちぇけら
8
好きだという気持ちを飴玉にして固めたら、あなたは舐めてくれますか?それは恋のように甘いですか?それとも涙のように辛いですか?だけど本当はもうあなたには夢ですら会えなくて、わたしは叫ぶかわりに花を手折って川にながした。風が吹くように、花が咲くように、ただあなたを好きになりました。報われなくてもいいのだ。ただあなたを好きだったという気持ちを、誰かに覚えていてほしかったのだ。2024/08/13
地下鉄パミュ
8
『切なさ』『懐かしさ』を感じさせながら、ちょっとした『危なさ』も感じさせてくれる。ゴトウユキコさんの持ち味なんだと思うけど、この短編集も随所に発揮されています。【2月14日の思い出】【家庭教師】が、らしさを感じさせてくれる作品かと思うので、好みのお話しでした【天国までひとっとび】普通っぽいお話しですが、考えさせられる部分も多く良作です。【迷子犬とわたしたち】後書きの通りスタンドバイミーが下地にあるので、好きな人にはたまらない作品。子供達の成長過程に有る冒険心。良い。お気に入りのレビューはまた今度で!2023/11/12
コリエル
5
Webでの掲載時から迷子犬とわたしたちが好きだったけど、単行本で読んでもやっぱり好きだな。シチュエーションはそれぞれな短編集なのだが、どれも何となく空と雲が印象に残る。何かを感じ取った後に、そっと空を眺めたくなるような不思議な統一感がある。教師から万年筆を盗むようなエピソードも含めてね。2023/08/26
祐樹一依
3
【○+】短編4作を収録。こう言っちゃうとある種ネタバレなんだが、「さわやかっぽいがねじれている」表裏2本に挟まれた中2本のクセが「ねじれているがさわやかっぽく」結構強くて、好き嫌いが分かれているみたい。なんだが…個人的にはこっちの構成の方が読んで面白かったなあ…。起承転結が利いてる(みちろん、嫌な意味で)。2024/06/20
なつのおすすめあにめ
3
不器用で優しい物語が四つありました。2023/08/17