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出版社内容情報
震災後の宮城県石巻、いじめられっ子の女子高生・サキは喫茶店での交流からその歌声を注目されはじめる。高校卒業を控え、東京から音楽プロデューサーが訪れてくる中、彼女が選ぶ今後の道は…?東日本大震災から10年、著者の故郷・石巻を描く物語、完結巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りらこ
19
感動の完結。リバーエンドのカフェを後に羽ばたくサキにかけた、マスターの言葉が良い。そしてサキは大海原に出ていったのだ。ラストシーンで温かく再会しないところも良い。夢か現かその境界なのか。サキが歌い続けていくことでそれが繋がれていく。震災からの真の復興とはなんだろう?と常に常に問いかけられ、その答えはどこにあるのかそれぞれが色々考えさせられるだろう。Kindle Unlimitedで全巻読めたなんて僥倖だ。2022/09/02
祐樹一依
2
【◎】ぜんぶがつながっていた。多くの人が生き、死に、また生きる。その狭間にいたのだ。2023/07/18
Mercy
2
死者たちの復活ないし現前こそ終末論を糧に生きる上で最も樞要である。2021/12/27
からすの子
1
完結!2022/05/21
蝉、ミーン ミーン 眠ス
1
タイトル回収の上手さにぐっときたのはもちろんだが、この作品を通して原作者がついていなくてもこれだけ魅力的な物語や登場人物を描くことが出来るということを知ることができたのがなによりの収穫。2021/12/27