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出版社内容情報
「私があの子にマンガの描き方を教えた。
どうしてあの子だけデビューできるの!!」
才能を持つ相手に抱く、嫉妬、羨望、憧憬――。
マンガに青春を捧げた美大生4人の心を抉る群像劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
27
「青い春を笑うな・大海を目指す事・仲間と寄り集まる事・蛙にだってプライドはある・笑われるいわれなんて無い・私の好きなものを・バカにするな」。読み友さんの感想から。漫画家を目指す美大生の翠と姫子。共に切磋琢磨する対等だった筈の二人の関係は、姫子の商業デビューが決まった事で少しずつ崩れていく。嫉妬と羨望、絶望による疲弊と消耗が漫画家志望の美大生四人の心を掻き乱していく。山口しのぶ「ブルーピリオド」とは全くベクトルの異なる、創作を主題とするシリアスな美大漫画。いやぁ、キッツい内容だな・・・(以下コメ欄に余談)。2021/02/13
kujira
2
あーあーあーあーこの焦燥感っていうか「何者かになりたい/なってやる(でもこのぬるま湯の環境心地いいんでこのままここに浸っていたい)(でもそれを続けたところでなれる気がしない)」って感覚には非常に覚えがあるのでキリキリします……しんどい……。スポーツなら結構はっきりと勝ち負けつくけど、マンガは評価軸がいっぱいあるから、「どの土俵で勝負してるのか」によって勝ち負けが変わってくるから余計しんどくなるよね……とにかくしんどい……2021/03/17
とめ
1
漫画専攻の大学が舞台で、周囲の才能に置いていかれた創作者の嫉妬心がテーマの物語。題材として非常に重たいし、どこに落とし所を見つける大変興味がある。2021/01/24
蝉、ミーン ミーン 眠ス
1
清く明るい青春モノもいいけどこいういう劣等感に苛まれる人物を描く青春モノもまたいいし、彼女がこの後上を向くのか下を向くのかどういう方向性に進むのかが楽しみだ。2021/01/24