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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lily
4
集団の悪をテーマにした裁判員裁判は見応えがあった。ただ、制度そのものに疑問が残る。感情に左右されるのは裁判員制度の闇なのだろうか。裁判は人が行う。感情がダメならばパソコンに評決させればいい。そもそも「国民の司法参加」の目的は何なのか。裁判員制度は今も難しい問題を突きつけている。2015/10/31
小鈴
2
完結。犯人は予想通りだが、まとめよう、オチをつけようとして詰め込み過ぎか。正直言って、オタクに理解のない著者ががんばってオタクの心理を描こうとしてるが、それが逆にイタイ感じに(笑)。とはいえ、弁護士が感情に訴え誘導したり、裁判官が死刑ありきで裁判員を誘導しようとしているところを巧く描いてはいると思う。2009/03/29
はすばな
1
このオール黒目な絵が感情を雄弁に語るんだよなあ。須藤真澄といい、自分の絵を持っている人の作品は強いと思う。2010/02/02
ikki
1
本来裁判員制度とは?なんだけどヲタクとは?に気持ちがすり替えられてしまった。それ自体は悪いテーマではないんだけど、印象として薄れてしまうのがちょっと残念。2009/11/13
Book-Go
1
面白かったが予定調和。想像通りの結末がくつがえることなく終了。裁判員裁判のへの移行にともなう争点の変化の可能性と、集団の悪の不気味さがとりわけ面白かった。ややエピソードを詰め込みすぎの感もあるが、それぞれの立場にある人間が個々に過去を持って法廷という場に集っているという面がリアルになっていてよかった。オタクについての描写は、オタクの立場からしてみれば勘弁してほしい。自身がオタクであると認めきれない同属嫌悪なのではないかと思う。2009/05/20