- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > モンスター文庫
出版社内容情報
ぶっきらぼうながらも世話焼きな火神朝陽と心を閉ざし他者を寄せ付けないことから"氷の令嬢″と呼ばれる氷室冬華。近づいた二人の距離が冬華の態度を軟化させていく。そんな中、学内でも冬華を取り巻く環境に大きな変化が……第8回ネット小説大賞受賞作!じれったくも甘酸っぱい遅効性ラブストーリー第二弾。
内容説明
ぶっきらぼうながらも世話やきな火神朝陽と心を閉ざし他者を寄せ付けないことから“氷の令嬢”と呼ばれる氷室冬華。ただの隣人でしかなかった二人だが、ふとしたきっかけから料理と勉強を教えあうようになっていた。少しずつ距離を縮め、友達となった朝陽と冬華は朝陽の友人の吉川千昭と相葉日菜美と初詣に出かけることに。新たな人間関係が朝陽と冬華の関係性に大きな変化をもたらしていく―。第8回ネット小説大賞受賞作!じれったくも甘酸っぱい遅効性ラブストーリー第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
38
ぶっきらぼうながらも世話焼きな火神朝陽と、心を閉ざし他者を寄せ付けないことから氷の令嬢と呼ばれる氷室冬華。近づいた二人の距離が、冬華の態度を軟化させていく第二弾。大晦日やお正月、初詣や誕生日、バレンタイン、遊園地デートなど、周囲に関わる人が増えていきながら二人で積み重ねてゆく日々。冬華が抱えていた家の事情も明らかになりましたけど、学内でも取り巻く環境に大きな変化が起き始めた冬華の傍らには朝陽がいて、お互いのことにしっかりと向き合うようになって、ようやく自覚した二人の想いの行く末を最後まで見届けたいですね。2021/03/29
ゆなほし
37
シリーズ2作目。少しずつ距離を縮め、朝陽と冬華は友達となっていき…。氷の令嬢と呼ばれていた冬華はもうおらず、そこにはただただ可愛くて意地っ張りで愛しい女の子がいる。まさに氷が溶かされたような冬華の変化には驚きだ。朝陽と冬華の様子は、もー早く付き合っちまえよーぅと言いたくなるぐらい見ているこちらが恥ずかしいほど。冬華の家族関係が明かされたことにより、彼女がいかにして氷の令嬢となったかも描かれており、より彼女が愛しく思えるとともに、この氷解を嬉しく思う。2021/05/11
しぇん
29
うーん。確かにお隣に美少女ものが多すぎて、たまにどのシリーズの話だったかな?と混乱してしまう事もありますが、主人公側が料理特化とこのシリーズも結構好きでした。三巻出せるか怪しいみたいな話しなので厳しい世の中だなと思いましたか、何とか3巻出て欲しいものです。過去話も大半済ましてしまうなど大分巻いてきてしまった感はありますが2021/03/29
T
24
ぶっきらぼうながらも世話焼きな火神朝陽と心を閉ざし他者を寄せ付けないことから“氷の令嬢″と呼ばれる氷室冬華。近づいた二人の距離が冬華の氷をじんわりと溶かす中、学内でも冬華を取り巻く環境に大きな変化が・・・。じれったくも甘酸っぱい遅効性ラブストーリー第二弾。年末年始にバレンタインといったイベントや新学期の学校生活で見られる二人の内面の変化やじんわりと変わる関係性がもどかしくも尊い話でした。季節の移ろいに合わせてじんわりと形を変えていく二人の関係の変化に目が離せません。2021/04/10
nishiyan
24
ふとしたきっかけでお互いに料理と勉強を教え合う関係になった朝陽と冬華。そんな二人はクリスマスを一緒に過ごし、共に新年を迎える本巻。朝陽の友人、千昭と日菜美を交えての初詣は冬華の世界を更に広げていくのも良い。傍らには朝陽がいて、誕生日会、バレンタイン、勉強会、遊園地とイベントを重ねるごとにゆっくりと距離が縮まるのがもどかしく、愛おしい。この何気ない幸せな日々の前に現れた彼女が氷となった原点を二人が手を取り合って乗り越える姿は春の到来を告げるかのようで美しい。お互いの気持ちを自覚した彼らの今後が気になった。2021/04/03