モンスター文庫 僕のクラスには校内一有名な美人だけどコミュ障な隣人がいます。〈１〉

識原 佳乃【著】

双葉社（2019/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 263p／高さ 15cm
• 商品コード 9784575752519
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

僕・相田君孝のクラスには、校内一の有名人・江里美奈がいる。しかし、そんな容姿端麗で文武両道の完璧超人に見える彼女には、僕と同じ“コミュ障”という弱点があった。特に関わりがなかった彼女と、席が隣になったことから少しずつ距離が縮まって……。コミュ障の2人がゆったりと紡ぐ、じれじれラブコメディ。

内容説明

僕・相田君孝のクラスには、校内一の有名人・江里美奈がいる。しかし、そんな容姿端麗で文武両道の完璧超人に見える彼女には、僕と同じ“コミュ障”という弱点があった。特に関わりがなかった彼女と、席が隣になったことから少しずつ距離が縮まって…。コミュ障の２人がゆったりと紡ぐ、じれじれラブコメディ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ami＊15]

表紙とタイトルでなんとなく購入した本ですが、とても可愛らしいラブコメで予想以上に面白かったです！「コミュ障」同士がふとしたきっかけからお互いのことを知り、好きになっていく相田くんと江里さんの日常がとっても甘い。日を重ねていくにつれて仲が深まっていく2人を見るたびに嬉しい気持ちになりました。それにしても江里さんがとにかく可愛い。相田くんに気に入ってもらえるよう彼を攻略しようとする彼女の努力には私も惹かれてしまいました。まだまだ続きそうな人付き合いが苦手な2人の関係、もっと見てみたいです。

2019/10/09

[芳樹]

主人公・相田君孝はごく普通の高2男子でコミュ障。ヒロインは容姿端麗で文武両道な江里美奈。でもコミュ障。この2人を中心とする物語。春のクラス替えで出会った2人が、何となく近づいて、惹かれあい、お互い憎からず想うようになる、でも付き合ってない、という焦れったさに悶える展開です。自分を含め、砂糖を吐くような甘々展開が好きな方にはたまらないのでは。君孝がコミュ障でもひねた感じがないので好感が持てるし、美奈のちょっと子供っぽいところも魅力的と思います。続きが楽しみな作品でした。

2019/10/17

[中性色]

上白糖。話のベースにしてはそこまで悪くはないんだけど、あらすじで描かれてるよりはずっとイベントごとなども進んでいるし、コミュ障というよりも、もう他のなにかといった状態になっているし。別に地の文と合わせた書き方で話し文自体は普通でも同じような表現の仕方自体はできるんじゃないかとしか思えないんだよなぁ

2021/05/10

[真白優樹]

至極普通なコミュ障の少年が、完璧超人だけどコミュ障な少女と出会い、心通わせる物語。―――進んで戻って一歩ずつ、二人のペースでゆっくりと。　優柔不断×ポンコツ、そんな最早王道とも言えるカップリングな二人が、コミュ障同士という事で少しずつ距離を詰めていくこの物語。何故そこでいかないという焦燥感と、もどかしくも既に形成された二人だけの世界の甘やかさが癖となる、とても口当たりが軽く読み易い、ラブコメ入門の一冊となれる物語である。始まったばかりの二人の恋模様、続く先はどんな未来か。 次巻も須らく期待である。

2019/10/02

[T]

コミュ障ゆえにボッチ生活を送る相田君孝は、行内一有名な美人・江里美奈と隣の席になる。容姿端麗で文武両道の完璧超人に見える彼女だが、どうやら彼女も相田と同じコミュ障なようで・・・。コミュ障な二人がゆっくりと紡ぐ焦れ焦れラブコメ、開幕。バカップルのような振る舞いをする君孝と美奈の焦れったくも甘い二人の空間と閑話の美奈視点に悶え、クラスメイト達の温かくて陽気な反応が楽しい作品でした。コミュ障二人の恋の行く末がどうなっていくのか続きが楽しみです。

2020/11/22