モンスター文庫 再臨勇者の復讐譚―勇者やめて元魔王と組みます〈４〉

羽咲 うさぎ【著】

双葉社（2017/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 382p／高さ 16cm
• 商品コード 9784575751567
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

羽咲うさぎ［ウサキ ウサギ］
著・文・その他

しらこみそ［シラコミソ］
イラスト

内容説明

「―ボクは災いを呼んじゃうからさ」。次なる復讐対象を追って、聖都シュメルツを訪れた伊織とエルフィ。偶然出会ったはずの謎の少女は、自らを「災いを呼ぶ存在」だと告げた。すぐに聖都を立ち去った方がいいと言う少女の警告を無視し、復讐対象である錬金術師夫婦を狙う二人だが、そこに「英雄アマツ」の亡霊が現れ―！？クズに復讐してスッキリすることで話題の、「小説家になろう」発大人気復讐ファンタジー第四弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[玉ねぎ]

敵が安定のクズ中のクズだが、クズのバリエーションが豊富なで良い。クズ出現→成敗という展開はワンパターンだが、もはや様式美なので清々しい。敵への処罰も苛烈を維持してて好き。他作品で出てくる悪役への処罰はいつも生ぬるいと感じていて不満だったが、この作品の悪役の断罪の方法は最高に好きだ。本来ならば悪役はこのくらい残虐に殺されるべきである。

2018/03/18

[尚侍]

とっても面白かった。言ってみれば本作はいかにして敵キャラを悪辣に描くかというのがポイントなのですが、今回はどの敵もきっちりと悪辣に描かれていたので、復讐だけでなく勧善懲悪という意味でも楽しめたので満足度は高かったです。また新たな伏線も張られたことで今後の展開が楽しみですが、しいて言えばもう一人の主人公であるエルフィが主人公の助手的なポジションになってしまっているので、彼女の存在をもっと大きくするエピソードがあってもいいかなと思います。

2017/09/06

[真白優樹]

復讐の相手を追い辿り着いた聖都で、謎の少女と自らの模造品に出会う今巻。―――託されたバトンをその手に、復讐の刃を振り下ろせ。聖都を舞台に復讐対象、腐った外道である奴等へと復讐の刃を振り下ろす今巻は、伊織へと誰かが何らかの願いを託し、その願いを手に伊織が外道共へと容赦なく残酷に、冷酷に、正気を疑うような復讐を仕掛けるほの暗い輝きと一種の爽快感が更に際立っている巻である。次々と断罪する中、いよいよ次は怨敵である賢者。避けられぬ激突、その先にどんな復讐劇が待つのか。その戦いの舞台とは。 次巻も楽しみである。

2017/09/03

[ルタベガN]

鳳凰幻魔拳は、さいつよだな。

2017/10/05

[ぱんぷきん]

4巻の復讐相手はジョージ、リリー、マルクスの3人。改心している人物がいれば果たして伊織はどうするのか？は本シリーズでも気になる点であったが、清々しいほど30年前から変わっておらず、安定の復讐譚だった。パーティメンバーの ディオニスを倒したので関係が薄い相手だと盛り下がるかと思ったものの、クズを排除する爽快感は一向に衰えず。また、オルガとの対決も胸が熱くなった。明確な復讐相手ではないものの、勘違いした偽物に本物の力を叩き込むのは気持ち良い。次巻以降刊行されていないようだが、新キャラも登場して、嫌な予感が…

2022/01/03