感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にゃむこ＠読メ13年生
9
五島と柿沼の決着のリミットは一週間に区切られた。催眠術師による退行催眠で五島は音楽室での歌のテストで、柿沼の歌にクラスの誰も関心を示さなかったのに自分だけが「感動したこと」が彼から恨まれた理由だと結論付け、柿沼に答えを提示する。しかし真の答えは、柿沼の歌に感動した五島が「涙したこと」だった。柿沼の「孤独」を五島だけが理解してしまったことを恥じたらしい。10年間の軟禁を3億円で依頼するほどの理由とはとても思えず、（なんだそりゃ？）。エピローグで幕を下ろすが、なんか続きがあるようなないような中途半端で？？。2016/05/09
S端子
0
圧倒的スピード感で、最後まで一気読み。面白かった。多くは語らず、かと言って煙に巻き過ぎて訳が分からない訳でもなく、調度良い語り口だった。最後は少し駆け足だったけど、これはこれで。あと、20世紀少年はこの作品に影響受けてるのかなぁと。2014/07/30
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- 和書
- 物理実験 〈２０１８〉
