感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にゃむこ@読メ13年生
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「見えざる敵」は「仮名・堂島」として五島の居候するバーに現れ、遂に直接対峙。五島が相手を思い出すか否かゲームをしようと持ちかける。思い出したら五島の勝ち。彼にだけわかる形で自死するという。やがてヒントを与えられ、小学6年生時代の担任女教師で今は女流作家となった草間やよいとコンタクト。二人で当時を思い出し、「仮名・堂島」は夏休み明けの新学期に転校してきた柿沼貴明と判明したが、柿沼が五島を深く恨む理由は分からずじまい。どうやら柿沼には深い心の闇がありそうだが……。昔の恨みって、結構大人まで引きずるよね。2016/05/09