出版社内容情報
脚本家、そして小説家として、その世界に触れた者をたちまち虜にする夫婦ユニットの創作者、木皿泉。何気ない夫婦のやり取りからこぼれ落ちるコトバは、日常に風穴を開け、そこに新たな色を流しこむ。エッセイを中心に、インタビュー、書評、ショートドラマのシナリオの他、木皿ドラマ『野ブタ。をプロデュース』で連続ドラマ初主演を果たした亀梨和也(KAT-TUN)との対談も収録。人気シリーズ第四弾!
内容説明
ダンナと一緒に暮らし始めたころ、朝起きて、隣でまだ眠っている彼を見つけたとき、不思議な気持ちと嬉しさで、思わず「あ、おった!」と叫んでしまった。(中略)会いたいというのは、その人が「いる」ということを、ただ感じたいだけなのだ。私もあなたも、分け隔てなく、そう思ったり思われたりしている―。名脚本家が、ささやかな日常に見いだす幸せのカタチ。普遍の青春ドラマ『野ブタ。をプロデュース』に主演した亀梨和也との対談も特別収録!
目次
1 嘘偽りなく生きてゆく場所―(木皿食堂;マイシークレットライフ;台所の穴;「好き」は無敵)
2 ぴったりの言葉なんて見つからない―対談 亀梨和也(歌手・俳優)×木皿泉
3 結局はやりたいと思う気持ち―インタビュー
4 現実から物語へ、物語から現実へ―書評
5 すべては一回こっきり―シナリオ ショートドラマ『これっきりサマー』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろねこ
9
うん、3巻と感想同じ。でもドラマは好きだし、夫婦の関係性は素敵だと思う。2024/09/28
シチュー当番
2
『昔は道で倒れたときにみっともないから、外出のときはいい下着を着ておけなどと言っていたが、そんな考えはやめた方がいい。非常事態に誰もブラジャーのレースの柄なんて見てる人はいないのだから』2025/04/11
naka
2
木皿泉エッセイ最新刊です木皿泉さんは夫婦脚本作家でNHKなどで活躍されてる大好きな作家です「昨夜のカレー・明日のパン」、「野ブタ、」「Q10」などが、私は印象深く記憶しています。今まで木皿泉さんのエッセイ集は好きで何冊も読んできて、最新エッセイ集が出版されたので早速読みました。本書はエッセイ集の巻末に宝物が詰まっていてエッセイも面白いですが巻末の亀梨和也さんとの対談やインタビュー、物語、エッセイがとても面白く、これまで以上に楽しめる一冊です。発想や著者の隠れ話、集大成的なエッセイが読めて嬉しかったです。2024/06/07
ニア
1
エッセイ集。 木皿さんが優しい人なんだということやとても仲の良い夫婦ということが伝わってくる。 亀梨くんとの対談や書評、シナリオが収録されているのも嬉しい。2024/08/06