双葉文庫<br> ひそかに胸にやどる悔いあり

個数:
電子版価格
¥737
  • 電子版あり

双葉文庫
ひそかに胸にやどる悔いあり

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 248p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575714944
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

初めてできた彼女に男性書店員がどうしてもできなかったこと「未練」。ギャンブルですべてを失い“看板”として道端に立つ男がついた小さな嘘「街のサンドイッチマン」。妻が産んだのは他人の子ども。それでも父親になりたかった夫の告白「ああ、なんてみじめな」。留学の二日前に愛娘を殺害された両親が語る在りし日の姿「娘は二十一のまま」。後悔を胸に秘め、それでも人は今を生きている。市井の人々の声に耳を傾け、リアルな姿を書き続けた著者の傑作ノンフィクション・コラム。(『こころ傷んでたえがたき日に』を改題して文庫化)

内容説明

好きで堪らない彼女に別れを告げてしまった男性書店員の「未練」。ギャンブルですべてを失い“看板”として道端に立つ男のささやかな見栄「街のサンドイッチマン」。妻が産んだのは他人の子。それでも父親になりたかった夫の告白「ああ、なんてみじめな」。留学の二日前に愛娘を殺害された両親が語る在りし日の姿「娘は二十一のまま」。消えぬ後悔を胸に、それでも人は今を生きている。市井の人々の声に耳を傾け、リアルな姿を描き続ける著者の傑作ノンフィクション・コラム19編。

目次

アイメイト
僕のお守り
娘は二十一のまま
新聞配達六十年
未練
街のサンドイッチマン
おばあちゃんと孫
ああ、なんてみじめな
先生
あなた何様?
定時制グラフィティ
恋し川さんの川柳
父親と息子たち
炊き出し
彼と彼女と私
安心電話
初秋の公園
風光書房
駄菓子屋の子どもたち

著者等紹介

上原隆[ウエハラタカシ]
1949年、神奈川県横浜市生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。エッセイスト、コラムニスト。記録映画制作会社勤務のかたわら、雑誌「思想の科学」の編集委員として執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やも

85
たまたますれ違った人に、あなたの人生どうでしたか?ってインタビューしたかのような話が19話。実際、ノンフィクションらしい。どんな後悔も相手がありき、なのかな。人は1人で生きてきてないもんね。あの時のあれは正解だったのか…ifの世界にいる相手が同じ後悔を抱えていることが分かったら、すべては報われるのにって思えるような。文庫改題前は【こころ傷んでたえがたき日に】だって。上原さんの本ってタイトルがいいよね。2023/12/18

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

17
切なさのてんこ盛り。解説で清田隆之氏が「これなら俺にも書けるかも」と物書きになりたいという夢の支えとしたが、いかに浅はかな勘違いであったかと痛感したと白状。誰の中にもあるであろう景色、文字にしただけでどれだけ切なさが伝わるか。著者の筆でないと切ない物語にはならないのだ。読了後タイトルを見て、誰もが一抹の後悔を持って見返す人生、あの時こうしていればなあというのは責めではなくて、可能性に活躍させきれなかたっという勿体無さと感じた。2023/02/27

tom

15
久しぶりの上原隆。微妙な既視感、書名を変えての出版だった。初期のころのしみじみ感が薄くなったという読後感。それはともかく、村上春樹が二回登場する。一つは、村上がジャズ喫茶を経営していたとき、向かいで書店を経営していた人からの聞き語り。店を閉めたころは経営が・・など、妙にゴシップめいた記事。もう一つはカーヴァーの「足元に流れる深い川」に対する村上のコメントについて。文芸評論家松原新一(知らない人)の批判が正当という意見。微妙な悪意を読み取ったのだけど、どうだろう。著者は村上が嫌いなのかもと邪推する。2024/09/24

団塊シニア

12
市井の人々の身の上話に耳を傾けたノンフィクションコラム、作者の丹念な取材と筆力が読み手を惹きつける魅力がある、「未練」「娘は二十一のまま」の二作品が秀逸。2023/02/23

かめぴ

10
土曜、夕陽に背中を照らされながら読みたい。というかそれ以外のシチュエーションで読みたくない。物悲しい。『こころ傷んでたえがたき日に』を改題かぁ…。いいコラムでした。2023/05/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20538989
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。