双葉文庫<br> 一両列車のゆるり旅

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双葉文庫
一両列車のゆるり旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 364p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575714364
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0176

出版社内容情報

JR赤字ローカル線、地方交通線。無人駅ばかりが続く地方交通線を「青春18きっぷ」で乗り継ぎながら、消えつつある駅前旅館に泊まるノスタルジック紀行。「身延線・大糸線」「水郡線・只見線」「日田山彦線・九大本線・豊肥本線・肥薩線」「牟岐線・鳴門線・徳島線・予土線・内子線」「陸羽東線・陸羽西線・五能線」「留萌線・宗谷本線」など。国内編のほか、台湾、韓国のローカル線と駅前旅館の旅も収録。

内容説明

夏の北アルプス、吹雪の日本海、里山の無人駅―超ローカル線の車窓をぼーっと眺め、昭和の名残漂う駅前旅館に泊まる旅。JR地方交通線「身延線・大糸線」「水郡線・只見線」「日田彦山線・久大本線・豊肥本線・肥薩線」「鳴門線・牟岐線・徳島線・予土線・内子線」「陸羽東線・陸羽西線・五能線・津軽線」「留萌本線・宗谷本線」のほか、台湾・韓国のローカル線と駅前宿の旅コラムも収録。

目次

第1章 鈍行列車の車窓に映る山々の重さ―身延線から大糸線
第2章 渓谷に沿って進むつながらないゆる鉄旅―水郡線から只見線
第3章 九州ジクザグ南下行阿蘇から三大車窓へ―日田彦山線・久大本線・豊肥本線・肥薩線
第4章 四国の地方交通線を走破する十六時間九分―鳴門線・牟岐線・徳島線・予土線・内子線
第5章 冬の東北ローカル列車旅日本海に沿って北紀行―陸羽東線・陸羽西線・五能線・津軽線
第6章 北海道の吹雪をついて一両ディーゼル列車旅―留萌本線・宗谷本線

著者等紹介

下川裕治[シモカワユウジ]
1954年、長野県松本市生まれ。ノンフィクション、旅行作家。慶応大学卒業後、新聞社勤務を経て『12万円で世界を歩く』でデビュー。アジアと旅に関する紀行ノンフィクション多数。『南の島の甲子園―八重山商工の夏』で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞

中田浩資[ナカタヒロシ]
1975年、徳島県徳島市生まれ。フォトグラファー。大学休学中の1997年に渡中。1999年までの北京滞在中、通信社にて報道写真に携わる。帰国後、会社員を経て2004年よりフリー。旅写真を中心に雑誌、書籍等で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ホークス

26
乗客の少ない地方交通線は1〜2両で走る。「各駅停車に乗る鈍鉄」「車内や駅でぼんやりするぼん鉄」の著者には有難い。冷房のないディーゼル車は窓を開けられるし、横にもなれる。こんなのんびりした旅も良いが、不採算故に本数は少なく無人駅も多い。常に存続の危機である。今回著者が泊まり歩く「駅前旅館」の現実も厳しく、多くが廃業した。おばあさん一人でやっている所も多い。その居心地の良さ、安さ、歴史を賞賛する著者の口調にも不安が滲む。こんな旅も今が最後のチャンスかもしれない。旅を良く知る著者の朴訥とした語りが魅力的な一冊。2018/02/25

岡本匠

11
下川裕治にしては珍しく日本国内を旅した本(沖縄の本は多いけれど)。でも相変わらず何故こんな旅を?といった感じ。JRの地方交通線に乗り、駅前旅館に泊まる旅。いい感じ。自分も年に1回友人と青春18切符の旅をするけれど、行ってみたくなった。特に四国が良さそう。2017/01/21

ryuetto

10
いつもアジア旅行記を書いている筆者が、国内のローカル線を旅した記録。 幹線と地方交通線とか、そんな分け方があるのも初めて知ったし、ディーゼル車と電車の違いも初めて知った。ディーゼル列車は雪に強いけど、電車は弱い。雪国では、平気でJRが動いているのに、何で都心の電車は、ちょっとの雪ですぐ止まるのかと思っていたけど、それも理由のひとつだろうか? と思った。 地方のローカル線を支えているのは、高校生と鉄オタのみ。せっかく列車が動いているのなら、もっとうまく活用する方法はないのだろうかと、考えてしまう。2015/10/28

ゆうへい

6
タイトルと写真を見て買いました。地方のローカル線を乗りつくしていき、その降りた駅の旅館で宿泊します。その旅館でのエピソードや旅先での出会いも綴られていて興味深かったです。また、所々でその章に基づいて台湾や韓国のローカル線旅と駅前旅館のコラムもあります。ただ、地図や辿ったルートがあればもっと印象的でした。文章も何か好不調の波がありました。ただただそこで見た情報や何時にどこを出発した事しか書いていなかったです。ローカル線の旅の味わいは形としては成り立っていますが、面白味はあんまりありませんでした。2020/03/31

やすべえ

6
下川さんの本は昔アジアの旅行記で面白かった記憶があり購読。今の地方交通線は本当に厳しいんだと認識しました。でもそんな旅もいいかもですね。2015/06/24

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