内容説明
暴力団排除の嵐が吹き荒れる昨今。だが、もしあなたが飲み屋で偶然、ヤクザと知り合ったとしたら、なぜか「また会いたい」と思ってしまうかもしれない。騙し騙されの裏社会で生きるヤクザが、日々駆使している人たらしの極意がここに!
目次
1 出会う―一発でキメる初対面アピール術(初対面で「生まれや育ち」をあえて話す;勝ち組ヤクザは「実」を捨てて「名」を取る ほか)
2 付き合う―非常識・人間関係構築術(無闇な名刺交換は「座布団」を下げる;自分が紹介される「場面」を強く意識しろ ほか)
3 仲を深める―相手を惚れさせる自己演出術(6畳間に住んでもベンツに乗れ;ファッションは一点豪華主義が正しい ほか)
4 取り込む―知らぬ間に骨抜きにする対人術(下戸でも付き合うヤクザ流酒飲み術;相手は常に「空気椅子」で気遣え ほか)
5 掌で転がす―いつも慕われる心の操縦術(部下を動かすには「空気を入れる」;相手の心を操る「マッチポンプ」テク ほか)
著者等紹介
上野友行[ウエノトモユキ]
福岡県出身。風俗情報誌、青年実話誌編集者を経てフリーライターとなる。ヤクザから暴走族まで裏社会系の記事を専門に、現在数多くの媒体に執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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トムトム
21
実際に使うのはハードルが高いけれど、使えそうなものは結構ありました。私の知っている一代で財を成した経営者さんたちは多かれ少なかれこういうところあるな、と感じました。実は元…なんて人もいなくはないけれど。こういう人たちは、本当に魅力的で人たらしです。カタギの多角経営をしている親分さんなんかもいるそうで、今ヤクザになるメリットはあるのでしょうか?そしてヤクザ屋さんを厳しく取り締まったら、もっと質の悪い半グレさんたちが出てきてしまったり。法律で悪を取り締まるのは、難しい!2021/04/13
Little John
5
下ネタ多めなのには戸惑いを感じましたが、表よりも住みづらいとされる、裏社会に生きる人がいかに対人関係を工夫しているか知ろうとする導入として楽しめました。礼儀を大切にするのは勿論ながら、多少の強引さの必要性を痛感させられました2016/11/17
みろり
2
礼儀の大切さ、ギャップで人を引きつける。なんだろう、他の人を踏み台にしてのし上がる感なのか、うまく説明できないが、全部をやるのは全く無理なことはわかった。2017/07/17
T2C_
2
ヤクザの、と銘打ってはいたが、中身はあらゆる人間関係に使える技術の宝庫。相手にどう思わせるか、そうするためにどんな行動を取るか、組織で生き上っていくには、そういったことを考える良い取っ掛かりだった。例えば挨拶やイニシアチブの取り方や愛嬌のまき方など、すぐにでも使えるものもてんこ盛り。ガンガン好かれる人間になってガンガン利益を享受してえな、と改めて。2017/04/05
ポロ
1
言われてみれば、納得 使えるのは、少ないかもだけどw2017/11/05