内容説明
大好評だった前作『ぜんぜん酔ってません』から1年。“ぜんぜん酔ってなかった”前作から、多少は酔いが回りつつも“まだまだ酔っていない”と言い張る著者が見聞きした、笑いあり、共感あり、そして涙ありのホロ酔いエッセイ集の第二弾。
目次
前編(泥酔列車で起こしてくれるサービスがほしい!;酒で酔うペースは人それぞれなようで;極寒の北国を想いながら燗酒を;平日から園田競馬場で豚骨、ビールだぜ ほか)
後編(気がついたらハマっていた「家飲み」の罠;携帯のない時代の酒呑みはよかった;列車の長旅でのダラダラ酒も、また楽しい;休まずせっせと飲んだ真冬の小倉ナイト ほか)
著者等紹介
大竹聡[オオタケサトシ]
1963年生まれ。東京都出身。早稲田大学第二文学部を卒業後、出版社、広告代理店、編集プロダクションなどを経てフリーライターに。02年10月、仲間とともに酒飲み人生謳歌マガジン『酒とつまみ』創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Char
3
これまた読んでいるだけで酔っ払ってくるような錯覚を覚える大竹聡の一冊。まぁよくもまぁこれだけ飲めるなぁと感心します。 すごいのが、これだけの酔っ払い話が続くのに、肝心のお店の話がほとんど出てこないので、ガイド本として全く役に立たないってことなんですね笑。それでも良い、と思わせる何かがこの本にはあります笑。 2014/03/23
かずぺん
2
酒飲みの気持ちを共有できて最高です。酒飲みには酒飲みにしかわからないどうしようもない状況がありますから。2014/03/22
ao-king
2
大竹さんの書く文章は好きだし、人間的にも悪い人じゃないんだろうとは思うけど、自分を失うほどに酔っぱらう人間が嫌いな私は多分ご本人とは会わない方がいいんだろうな、と思った。酒の上での数々の失敗談が面白い、ということは分かっているんだけど、自分の限界を知って酒を楽しんだ方がいいんじゃないかな、と思ってしまうんですよね…。2013/08/19
くたびれ役人
2
通風になっても3軒、4軒とはしご酒をされる著者の体力とそんな酒席での事を覚えていて作品にする作家魂に感心しました。私は酒が全く飲めないので、お酒を飲む人たちがどんなことを考え、どんな行動を取るのかとても興味深く読むことができました。下戸の人がウーロン茶やコーラで酒場巡りをするという本も(もしあれば)読んでみたいと思いました。2013/08/18
ハムクルーズ
1
なかなか面白いので、酒豪である取引先の部長さんに献上しました。この緊張感のまるでない酔っ払いの生態は尊敬に値するし、自身の過去の備忘録のようで気恥ずかしくもあります。2014/07/05