双葉文庫<br> 不思議列車がアジアを走る

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双葉文庫
不思議列車がアジアを走る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 362p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575713978
  • NDC分類 292.09
  • Cコード C0176

内容説明

見覚えある日本の中古車両が走るジャカルタ、真冬のシルクロード南疆鉄道、窓ガラスがないミャンマーの木造列車、レトロな味わいの台湾内湾線、タイからラオスに向かうゆるゆる国際列車、韓国鈍行路線と廃線の街、日本が敷いた線路を時速32キロで走るサハリン鉄道―。不思議列車にとまどい揺られる、アジアローカル鉄道旅。

目次

第1章 インドネシア―ジャカルタ環状線とボゴール線
第2章 中国南疆鉄道―ウルムチからカシュガルへ
第3章 ミャンマー―ヤンゴン環状線
第4章 台湾―内湾線と西部幹線旧山線
第5章 タイ国際列車―バンコクからタナレーンへ
第6章 韓国―慶全線と廃線の街、群山
第7章 サハリン―ユジノサハリンスクからノグリキへ

著者等紹介

下川裕治[シモカワユウジ]
1954年、長野県松本市生まれ。ノンフィクション、旅行作家。慶応大学卒業後、新聞社勤務を経て『12万円で世界を歩く』でデビュー。『南の島の甲子園八重山商工の夏』で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

200
時には地獄バスに乗り、またある時は4700mのクンジュラブ峠を越えと、常にハードなアジア旅を続け、またそれを期待されてきた下川氏だが、今や58歳。還暦も目前だ。さて、今回の旅はアジア鉄道紀行。インドネシア、中国シルクロード、ミャンマー、台湾、タイ、韓国、サハリンをそれぞれ巡る。それなりにはハードな旅だったりもするが、これなら私にも十分に可能な範囲。激しく旅心を誘われる。もともと鉄道旅行が大好きなのだ。この中からならミャンマーがいいかなあ。まだ行ったことがないし。ただホテル代は高踏を続けているらしいのだが。2015/06/07

ホークス

51
2011〜13年のローカル列車の旅。写真多数。著者ももう60才近い。硬い座席で長時間過ごすのは辛いだろうに、イヤだイヤだと言いながら楽しんでいる。ジャカルタを走る古い日本の列車たち。旧東西線の車両に乗った著者は、大手町のオフィスに馴染めなかった若い頃を想う。ローカル列車で出会うのは、両手に安い商品を抱えた売り子、貧相なのに陽気な老人、意思的な目の子供、根拠なく元気な若者。立場は様々でも素朴な笑いが共通してる。ダイバーシティとはこういう事だろう。パワハラ好きな偉い人が世間体を取り繕う為のビジネス用語ではない2020/03/05

おいしゃん

40
著者の作品は色々読んだが、その中でもかなり面白い本だった。韓国、台湾、タイ、はてはサハリンなど、その国の中でもあえてローカル線を選んで各駅停車旅。車中は、それぞれのお国柄が出ていて、ベストアルバム的に楽しめた。2019/02/04

HIRO1970

16
⭐️⭐️⭐️下川さんの本も気がつけば13冊目となりました。ゆる〜い感じが魅力の人だと思いますが、今回は割と最新刊だった為か、いきなりお年を召している様に感じて少なからず驚きました。この本で同行していたカメラマンさんの腕だと思いますが、いつもより全体に写真のクオリティが良いような気がします。興味を引いたのは、ジャカルタと中国南疆とミャンマー、最後のサハリンも日本から近いのに遠い国と思える程、文化相違が感じられる場所でした。2014/04/14

midnightbluesky

11
下川さん、もはや海外列車専門になりつつある。ぼやきも好調。2013/05/19

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