内容説明
人気シリーズ『沖縄オバァ烈伝』番外編。沖縄ではよく「働き者のオバァにぐーたらなオジィ」といわれるが、その実態は！？戦前・戦中・アメリカ世、そして返還…激動の時代を男として生き抜いてきたオジィ。多くを語らず飄々として、ときにはカマしてくれる、そんな愛すべきオジィたちを描いたルポエッセイ。
目次
第１章 ロクジューあまりのネーネーのオッパイ
第２章 オジィは年金をもらうと三日は帰らない
第３章 「オバァーや，死ぬるばーい？」
第４章 おまえは絶対、オジィの血を引いてるね
第５章 孫も知っている「家」でいちばんエライ人
第６章 「人は一日一食は食べないとだめだよー」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Machida Hiroshi
6
本書は、沖縄といえばオバァが強烈なキャラクターで君臨している印象ですが、では、オバァの圧倒的な存在感に隠れて影が薄いオジィはどうなんだろう、ということで、人気シリーズ『沖縄オバァ烈伝』の番外編としてまとめられた、オジィにまつわるエッセイ集です。本書を読むと、やはりオバァほどの存在感を持つオジィは少ないですが、一方で飄々とした軽妙さや哀愁を漂わせる姿がしみじみとした味わいを感じさせてくれます。2018/02/28
