内容説明
沖縄戦を生き抜き、老いてなお現役で働く沖縄のおばあちゃんたち。彼女たちのパワフルな日常生活とそのすばらしき人生哲学を生き生きと描いたルポエッセイ。出版されて以来沖縄でロングセラーとなり、日本中に「沖縄オバァ」の存在を知らしめた話題作。
目次
第1章 オバァはハタ迷惑なのだの巻
第2章 オバァは元気なのだの巻
第3章 オバァはアッパレなのだの巻
第4章 オバァはおちゃめなのだの巻
第5章 オバァは色っぽいのだの巻
第6章 オバァは哲学なのだの巻
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二人娘の父
7
続編から読んだ「烈伝」であるが、順番が前後したとしても、エピソードの強烈に変わりはない。巻末の岡田恵和氏の「本書がなければ『ちゅらさん』は生まれなかった」は、平良とみさん演じる「オバァ」が「ちゅらさん」の重要な構成要素だ、ということだろう。俯瞰的に読むと本著自体の刊行からも、すでに24年が経過しており、登場しているオバァたちはすでに他界しているであろう。当時、50、60代だった方たちが、現在のオバァであり、当然、沖縄戦は未経験。そんな世代の生き様と、感覚を体験するには「沖縄の生活史」をぜひとも勧めたい。2024/07/11
rakim
7
読了とはなかなか言えなかった一冊。独特な沖縄言葉も何度も口にしてみると「こういう意味じゃ?」と納得できたりするのが面白くて。生きていればいろんなことあるのは当たり前だけれど、「ハワイッサー!」って言っていられるように前向きな気分になれます。オバァに限らず沖縄の死生観も垣間見えて、魅力だと思います。2016/04/09
Paku501
1
豪快で可愛い沖縄のオバァの話し満載。ダチョウ肥後さんやガレッジの川ちゃんのお母さんもテレビでみると面白いもんな〜。私の知ってるオバァは彼がいないという子がいるとハブ酒くっと飲みなさいカァ〜と熱くなって男が欲しくなるさ〜。違うオバァは島から島の船上で鼠がで、沈没すると迷信があり鼠を手づかみでつかみ海に投げもう大丈夫さ〜!と言ったらしい。沖縄オバァ最高。2009/11/26
🍃
0
おばぁは強し。そしてすべては『おばぁだから』で許される★笑2010/04/27
たろすけ
0
2003年発刊の沖縄AMでオススメされており気になっていたので購入。内容は面白く満足。だが途中でスラスラ読めていたものが、言い回しが変わったのか急に面白さがなくなる箇所がある様に感じた。2024/08/12