双葉文庫
俺の靴は船になった

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575712261
  • NDC分類 748
  • Cコード C0195

内容説明

福岡、群馬、鹿児島、東京、愛媛、山口…と、『日本住所不定』続行中の詩人が日本中に住みながら撮り続けている写真。それを住んだ町の順ではなく、本能のままつなげていった。すると、そこにはこの本の中でしかありえない不思議で自由な町ができあがった。最新の詩も収録した第一写真詩集。

目次

俺の靴は船になった
それでこそ自由。それでこそ俺
はじまりつづけて生きている
ほんまやったら あのまま
世界でいちばん俺で できている
本能のままに俺は俺の人生に 奥まで俺を入れて激しく動かす
風の歯
俺の小便に まざるぐらいに
ちがう日を生きてやる
低い低い
乳母車 棺虎の伝説 第四十九話
最高の虎
すべてのものよ

著者等紹介

三代目魚武浜田成夫[サンダイメウオタケハマダシゲオ]
1963年兵庫県西宮市生まれ。京都市日吉ケ丘高美術工芸科(現・銅駝美術工芸高)にて漆芸を学ぶ。「自分を誉め讃える作品」を作り続ける詩人
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新田新一

16
三代目魚武濱田成夫の写真詩集。詩の数が少ないのは残念ですが、写真の方も悪くありません。2000年前後の日本の雰囲気がよく伝わってきます。今思えば、この頃はまだ牧歌的な時代で殺伐としたところは少なかったと思います。若い女性たちの横で、私のようなおっさんがソフトクリームを食べている写真が笑えます。詩の方は唯一無比といった感じで、自分を極力肯定する姿勢が清々しいです。自分を誉め讃える詩を作っているそうです。私は、自分はダメな人間だと思いがちなので、少しは見習いたいです。2024/06/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/909502
  • ご注意事項

最近チェックした商品