内容説明
福岡、群馬、鹿児島、東京、愛媛、山口…と、『日本住所不定』続行中の詩人が日本中に住みながら撮り続けている写真。それを住んだ町の順ではなく、本能のままつなげていった。すると、そこにはこの本の中でしかありえない不思議で自由な町ができあがった。最新の詩も収録した第一写真詩集。
目次
俺の靴は船になった
それでこそ自由。それでこそ俺
はじまりつづけて生きている
ほんまやったら あのまま
世界でいちばん俺で できている
本能のままに俺は俺の人生に 奥まで俺を入れて激しく動かす
風の歯
俺の小便に まざるぐらいに
ちがう日を生きてやる
低い低い
乳母車 棺虎の伝説 第四十九話
最高の虎
すべてのものよ
著者等紹介
三代目魚武浜田成夫[サンダイメウオタケハマダシゲオ]
1963年兵庫県西宮市生まれ。京都市日吉ケ丘高美術工芸科(現・銅駝美術工芸高)にて漆芸を学ぶ。「自分を誉め讃える作品」を作り続ける詩人
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感想・レビュー
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