内容説明
これまでイギリスの城の本が不思議になかった。イングランド、ウェールズ、スコットランドの古城にのめりこんだ著者が、気ままに列車でバスでめぐった歴史紀行。ヴェールにつつまれた古城の向こうに「女王陛下の国」のもうひとつの物語が見えてくる。
目次
ロンドン塔―英国王家数々の悲劇を煎じ詰めた大城郭
ウィンザー城―世界最大級の規模を誇る絢爛豪華な王宮
リーズ城―フランス王家のロマンが漂う洗練された水城
カーディフ城―ローマン・フォートと貴族の宮殿がマッチする城
アランデル城―西サセックスの美しい町の丘にそびえる名城
ボディアム城―14世紀に建てられた防御万全の騎士の城
ウォリック城―ヨーロッパ中でも最も美しい中世の名城
ケニルワース城―エリザベス一世ゆかりの大貴族の築いた城跡
ルイス城―シェル・キープの二基の塔が残る貴重な城
ロチェスター城―ディケンズの小説にも登場するノルマンの古城〔ほか〕