出版社内容情報
急峻な峠道にぶつくさと文句を言いながら中山道を江戸へと向かう小泉屋新兵衛らへっぽこ一行。木曽路の道中や宿場ではこれまでにもまして奇妙な事件に遭遇する新兵衛たちは、旅を経て成長した姿で江戸に帰ることが出来るのか。あるいは、全く変わらないままの姿をさらすことになってしまうのか。笑いあり、涙ありの珍道中を描く大人気時代小説シリーズ第六弾!
【目次】
内容説明
中山道を使い京から江戸へ戻る小泉屋新兵衛らへっぽこ一行は、木曽路へと入っていく。坂道ばかりの道行きに辟易する新兵衛たちだったが、行く手を塞ぐのは坂ばかりでなく、通りすがる宿場でやはり様々な事件に出くわしてしまう。妻籠宿で、はぐれてしまった駆け落ち相手を捜す女の手伝いをすることになったかと思えば、福島宿では、盗人に間違われて牢に入れられてしまう。はたして、こじれそうな新兵衛の縁談に頭を悩ませる両親のもとに帰り着くのはいつになるのか。大人気時代小説シリーズ第六弾!
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家、放送作家などを経て、94年に作家デビュー。冒険小説、ハードボイルドを皮切りに、近年は時代小説に力を注いでいる。2020年、「隠密船頭」シリーズが第9回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろしシリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
124
早くも第6弾。新兵衛、和助、稲妻のへっぽこ一行。木曽路に入っても、あいかわらず、事件に巻き込まれる。親切なのかお節介なのかよくわからからないことしたり、追い剥ぎに間違われるわで、そりゃ大変さ。一方で江戸ではお菊が動き回って、江戸は江戸でどうなることやら。今作は和助がいいね。ただの太鼓持ちではない。優しい奴だ。自らはったりをかますと言った稲妻が、一番のへっぽこは稲妻かもしれないかな(笑)。最後に新兵衛が旅を振り返るように、自分もそんなことを考えながら、次作を楽しみにしたいと思います。2026/08/07
タイ子
77
以前、木曽路を旅したことを懐かしく思い出したわ。昔の人が手っ甲脚絆姿で歩いた道をジーンズにスニーカー姿で歩いた昭和の頃と何にも変わってない。ただ、追いはぎは出ませんけどね。終幕で新兵衛が「刺激の足りない道中だが…」と振り返る場面があるが、いやいや刺激がありすぎですよ。駆け落ち男女を何とかせねばと四苦八苦、そうかと思えば追いはぎと間違われて関所の牢に一晩ご厄介。優しい和助、困った人をほおっておけない稲妻の性分。口説かれたらその気になる新兵衛の若さ。江戸も面白くなってきた。彼らの旅がゆっくりと続きますように。2026/08/18
ひさか
15
2026年8月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ8作目。妻籠宿、木曽街道、災難の福島宿、奈良井宿の騒動、浪人と飯盛、下諏訪談判、の6章で構成。京都から江戸へと中山道を旅する三人の道中記の続き。様々な出来事に関わりながら進む三人は変わり映えしない展開で今回もあまり楽しめない。ときおり挟まる江戸での縁談相手や札差稼業の話が楽しい。江戸までの行程はあと6、7日だが、途中に温泉もあるし、江戸では縁談や稼業への取組もあるので次巻で終わるか、次々巻と進むのか予測できない。さてどうなる。2026/09/17
よっしー
3
へっぽこな3人組が中山道で起こす数々の騒動が面白い、立ち合いあり、人情あり、たまにお色気ありの物語で一気に読んだ。今回は木曽路での話で、最後は江戸まで50里となった。これから先、どのような展開で江戸までたどり着くことが出来るか楽しみ。2026/08/05
goodchoice
2
いや~それにしても新兵衛と稲妻の人の好さは半端じゃない。中山道もやっと半分を過ぎ、さあ江戸は近づいている。2026/10/05




